| 成分名 | パーフルオロジメチルシクロヘキサン |
| INCI名 | PERFLUORODIMETHYLCYCLOHEXANE |
| 化学式 | C₈F₁₆ |
| 分子量 | 400.05 Da |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
パーフルオロジメチルシクロヘキサンは、シクロヘキサン環に2つのトリフルオロメチル基が付加した完全フッ素化環状化合物(分子式C₈F₁₆、分子量約400)であり、化粧品表示名称リスト収載成分として国内外の化粧品原料目録にも登録されている。
主な配合目的は溶剤であるが、「フィフロー(Fyflow)」と呼ばれる抗シワ剤システムの構成成分としても知られており、保湿・皮脂分泌抑制・毛穴引き締め・メイクアップ効果など複合的な肌改善作用を持つとされる。フッ素系溶剤特有の極めて低い表面張力と撥水・撥油性により、塗布時のすべり感・軽い使用感・均一な伸びを実現し、仕上がりのなめらかさに寄与する。
安全性の観点では、GHS分類上、皮膚刺激性(区分2)・眼刺激性(区分2A)・呼吸器刺激性(区分3)のハザードが示されており、原液状態での取り扱いには注意が必要である。化粧品への配合濃度は通常ごく低量に留まるが、フッ素化合物全般としての環境残留性・生体蓄積性への懸念(PFAS問題)が世界的に議論されており、EU・米国等での規制動向を注視する必要がある。生分解性が極めて低いため、環境負荷スコアは高めに設定される。
育毛・洗浄・美白への直接的な効果は乏しく、主な貢献は使用感・仕上がりの向上と溶剤機能にある。エイジングケア効果(抗シワ)も製品システム全体としての評価であり、単独成分としては補助的な役割にとどまる。