Ingredient Analysis

ミリスチン酸Na

アニオン界面活性剤 1件の商品に配合 ID: 88384
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-25

安全性
+0

素材の品質
-20

使用感
基本情報
成分名ミリスチン酸Na
慣用名・別名ミリスチン酸ナトリウム
INCI名Sodium Myristate
化学式C14H27O2Na
分子量250.36 Da
由来植物性
推奨配合濃度2〜5%
適正pH域8.5〜11
EWGスコア3/10
コメドジェニック度3/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -25
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +30
環境負荷・生分解性の評価

概要

ミリスチン酸のナトリウム塩。パーム核油・ヤシ油由来の脂肪酸塩(石けん系アニオン界面活性剤)で、固形石鹸の主成分のひとつ。洗浄力と泡立ちを担うが、アルカリ性が強くpH依存性の刺激や乾燥感を生じやすい。洗顔石鹸・ボディソープ・クレンジング製品などに配合される。

ミリスチン酸Naの解析

ミリスチン酸Na(Sodium Myristate)は、炭素数14の飽和脂肪酸であるミリスチン酸と水酸化ナトリウムを中和して得られるナトリウム石けん(アニオン界面活性剤)です。パーム核油やヤシ油を原料とする植物由来成分であり、歴史的に固形石鹸の主成分として長く使用されてきた実績を持ちます。

洗浄メカニズムは典型的な石けんのミセル形成によるもので、皮脂・汚れを効率よく乳化・除去します。炭素数14という鎖長は石けん類のなかでも泡立ちと洗浄性のバランスが良いとされますが、一般的な合成界面活性剤と比較すると中低程度の洗浄力にとどまります。

最大の課題はアルカリ性の強さです。石けんは水溶液中でpH9〜10程度になるため、皮膚の弱酸性バリアを崩しやすく、継続使用で乾燥・肌荒れ・頭皮ダメージを招くリスクがあります。また硬水環境では金属石けん(スカム)を生成し、洗浄効率が低下するとともに肌に残留しやすい欠点があります。コメドジェニック性も懸念されており、毛穴の詰まりを助長する可能性があります。

乳化補助成分としてもファンデーションやクリームに用いられることがありますが、現代の化粧品処方ではより低刺激な合成界面活性剤に置き換えられつつあり、配合価値・素材の先進性という観点では低評価です。環境面では生分解性が高い点がメリットである一方、製造過程のアルカリ廃液処理など負荷も存在します。肌の弱い方・アトピー傾向・乾燥肌の方は特に注意が必要な成分です。

相性の良い成分

グリセリン ステアリン酸Na

相性の悪い成分・混合注意

クエン酸 グリコール酸 サリチル酸

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