Ingredient Analysis

パルミチン酸Na

アニオン界面活性剤 1件の商品に配合 ID: 88385
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-20

安全性
+0

素材の品質
-10

使用感
基本情報
成分名パルミチン酸Na
医薬部外品名パルミチン酸ナトリウム
慣用名・別名パルミチン酸Na
INCI名Sodium Palmitate
化学式C16H31O2Na
分子量278.21 Da
由来植物性または動物性
推奨配合濃度3〜15%
適正pH域8.5〜10.5
EWGスコア5/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -20
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

パルミチン酸(炭素数16の飽和脂肪酸)とナトリウムの塩。典型的な固形石鹸(ナトリウムセッケン)成分で、洗顔石鹸やボディソープに配合される陰イオン界面活性剤。洗浄力はあるが、アルカリ性が高く皮膚へのダメージや乾燥を引き起こしやすい点が指摘されている。

パルミチン酸Naの解析

パルミチン酸Na(Sodium Palmitate)は、炭素数16の飽和脂肪酸であるパルミチン酸とナトリウムイオンが結合した陰イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤)で、いわゆる固形石鹸(ナトリウムセッケン)の主要構成成分のひとつ。パーム油、牛脂、ラードなどの天然油脂を水酸化ナトリウムでケン化・中和することによって得られ、人類が5,000年以上活用してきた古典的な洗浄剤成分である。

洗浄メカニズムは、分子内に疎水基(長鎖アルキル鎖)親水基(カルボン酸ナトリウム)を持ち、皮脂や汚れをミセル構造で包み込んで水で洗い流す典型的な界面活性作用による。固形石鹸として硬度・泡立ちの安定性に寄与するが、単体では泡立ちが弱めであり、カリウムセッケン(パルミチン酸K)等と混合されることが多い。

安全性の観点では、高アルカリ性(pH9〜11程度)を示すため、皮膚の弱酸性の均衡を乱し、使用後に乾燥・刺激感・バリア機能低下を招きやすい。特に敏感肌・乾燥肌では注意が必要。また、硬水中ではカルシウムや金属イオンと反応して不溶性の「石鹸カス」を生成し、使用感を損なう場合がある。コメドジェニシティについても一部の指標で中程度の評価を受けている。

環境面では生分解性は比較的良好だが、パーム油由来の場合には熱帯林破壊・生物多様性への影響が懸念される。現代の洗浄剤成分として見た場合、より低刺激で安定性の高い合成界面活性剤に置き換えが進んでいる分野も多く、配合目的・処方全体のpH管理が重要な成分といえる。

相性の良い成分

ステアリン酸Na ミリスチン酸Na

相性の悪い成分・混合注意

酸性成分 キレート剤(過剰使用時)

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