| 成分名 | ラウロイルメチル‐β‐アラニンタウリンTEA |
| INCI名 | TEA-Taurine Lauroyl Methyl Beta-Alaninate |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜10% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ラウロイルメチル-β-アラニンタウリンTEAは、ラウリン酸とN-メチル-β-アラニンタウリンを縮合させたアミノ酸系アニオン界面活性剤であり、対イオンにトリエタノールアミン(TEA)を用いた塩形態を持つ。日本ではソフティルト® AT-Lの商品名で知られる。
最大の特徴のひとつはカラーリングの退色抑制効果で、染毛後のヘアケア製品に積極的に採用される。タウリン骨格を持つ構造が毛髪表面に緩やかに吸着し、色素の流出を緩和するとされる。加えて弱酸性域での増粘性が高く、両性界面活性剤や他のアニオン界面活性剤との組み合わせでレオロジー特性を容易にコントロールできる点はフォーミュレーション上の大きなメリットである。
起泡性は広いpH帯域で安定しており、きめ細かい豊富な泡を生成する。カチオン化ポリマー(例:ポリクオタニウム類)とのコンプレックス形成能が特に優秀で、すすぎ時に毛髪表面へのコンディショニングポリマーの均一堆積を促進し、しっとり感・滑らかさを向上させる。すすぎ特性も良好で、残留感が少なくさっぱりとした洗い上がりに寄与する。
皮膚刺激性は低く、マイルドなアミノ酸系洗浄剤として頭皮・顔・身体いずれの用途にも適合する。眼刺激性も比較的低いため、低刺激処方への応用が可能。同カテゴリのラウロイルメチルタウリンNa(ナトリウム塩)と比べ、TEA塩は液状製剤への溶解性と弱酸性pH域での安定性にやや優れる傾向がある。環境面では生分解性は一般的なアミノ酸系界面活性剤の水準に準じるが、TEA由来のニトロソアミン生成リスクへの注意が必要な場合がある。