| 成分名 | γ-デカラクトン |
| 慣用名・別名 | γ-デカラクトン |
| INCI名 | GAMMA-DECALACTONE |
| 化学式 | C₁₀H₁₈O₂ |
| 分子量 | 170.25 Da |
| 由来 | 天然由来/合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.01〜0.5% |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
γ-デカラクトン(Gamma-Decalactone)は、化学式C₁₀H₁₈O₂で表されるラクトン系(環状エステル)の香料成分です。ヒドロキシ基とカルボキシ基が脱水縮合することで生成される環状構造を持ち、クリーミーなピーチ様・キンモクセイ様のフルーティな香気を有することが特徴です。天然にはモモ・マンゴー・アプリコットなどの果実、バター・ビール・ラムなどの発酵食品、さらに和牛の肉にも含まれており、食品・化粧品の両分野で活用されています。
化粧品への配合目的は主に賦香(香りづけ)であり、フローラル系・フルーティ系調合香料のトップノート成分として、シャンプー・ボディソープ・デオドラント・シート製品などに幅広く使用されています。揮発性が比較的高くトップノートに位置するため、使用直後の第一印象の香りに大きく寄与します。
注目すべき研究として、ロート製薬が2018年に発表した「加齢による女性の体臭変化」に関する研究があります。10〜50代の女性を対象とした官能評価とGC-MS分析により、10〜20代の女性特有の「スイート臭」の正体がγ-デカラクトン(ラクトンC10)とγ-ウンデカラクトン(ラクトンC11)であることが判明しました。この成分の放散量は加齢とともに減少し、エストロゲン分泌とも関連が示唆されています。このことから、γ-デカラクトンをデオドラント製品などに配合することで、若々しい印象・女性らしい香りの付与というアプローチが可能とされています。
安全性については、天然の食品にも含まれる成分であり、通常の化粧品配合量においては皮膚刺激性・感作性ともに重大な報告は見当たらず、一般的に安全性の高い成分と評価されています。ただし、あくまで香料成分であり、保湿・補修・育毛などの機能的効果は期待されません。
3件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)