| 成分名 | (ヒドロキシプロピルスルホン酸Na/ラウリルグルコシド)クロスポリマー |
| INCI名 | Sodium Hydroxypropylsulfonate Laurylglucoside Crosspolymer |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜8% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.0 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
(ヒドロキシプロピルスルホン酸Na/ラウリルグルコシド)クロスポリマーは、アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤を化学的に架橋(クロスリンク)した、現代的なマルチファンクション型洗浄ポリマーです。ヤシ・ラウリル由来のアルキルグルコシド成分にスルホン酸基を導入し、さらに1,3-ジクロロ-2-プロパノールとの反応によって架橋重合体を形成、その後スルホン化・ナトリウム塩化したというユニークな製法を持ちます。
機能面では、スルホン酸基(アニオン性)が皮脂・汚れへの洗浄力と豊かな泡立ちを担い、ラウリルグルコシド部位(ノニオン性・糖由来)が肌や毛髪への穏やかな作用と保湿性を補完します。この二つの性質が一分子内に共存することで、「洗浄しながら潤いを残す」という従来型界面活性剤では困難だったバランスを実現しています。架橋構造によって分子全体が安定化されているため、洗浄効果と保湿効果の持続性も向上しており、すすぎ後の肌触りの良さに貢献します。
配合目的は洗浄剤・起泡剤・乳化剤・界面活性助剤・閉塞剤と多岐にわたり、シャンプー・ボディウォッシュ・洗顔料など様々な洗浄系製品に活用されます。天然由来原料(植物性糖・ヤシ油)ベースであることから敏感肌への刺激懸念が低く、環境への生分解性も比較的良好とされています。また、幅広いpH域・塩濃度域での安定性が高く、複雑な処方設計にも対応しやすい点も評価されます。
ただし架橋ポリマー特有の残留感・ビルドアップへの懸念や、グルコシド由来のアレルギーリスクがゼロではない点には注意が必要です。全体として、洗浄力と肌配慮のバランスを高い次元で両立させた先進的な成分として、クリーンビューティー・マイルド処方の分野で注目を集めています。
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