| 成分名 | ビスエチルへキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン |
| 慣用名・別名 | ベモトリジノール、Tinosorb S、BEMT |
| INCI名 | Bis-Ethylhexyloxyphenol Methoxyphenyl Triazine |
| 化学式 | C₃₁H₃₇N₃O₃ |
| 分子量 | 454.49 Da |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 5〜10% |
| 適正pH域 | 3.0〜8.0 |
| EWGスコア | 3/10 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(BEMT、別名:ベモトリジノール、Tinosorb S)は、化学式C₃₁H₃₇N₃O₃で表されるトリアジン系紫外線吸収剤である。2009年に開発された比較的新しい成分でありながら、現代の日焼け止め処方において主力フィルターの一つとして広く採用されている。
最大の特徴は広域スペクトラム吸収能にある。UVB領域(極大310nm)とUVA領域(極大343nm)の両方に対して強力な吸収を示し、一成分で日焼け(紅斑)防止と光老化防止の双方を実現する。従来の紫外線吸収剤の多くがUVAまたはUVBのいずれか一方に偏った吸収特性を持つのに対し、BEMTは「ブロードスペクトラム対応」の観点から次世代型UV フィルターとして高く評価される。
光安定性の高さもこの成分の際立った優位点である。多くの紫外線吸収剤は紫外線照射により自己分解(光劣化)を起こすが、BEMTはトリアジン骨格の安定な分子構造によりこれを抑制し、長時間にわたり防御効果を維持する。さらに、アボベンゾンなど光不安定な他の紫外線吸収剤と併用した場合、その分解を抑制する光安定化作用も発揮し、処方全体のUV防御能の持続性向上に貢献する。
皮膚透過性の低さも重要な特性である。高分子量(627.76 Da)の油溶性成分であるため、肌表面に留まりやすく、体内吸収が最小限に抑えられる。EWGスコアは2と低リスクに分類され、コメドジェニック度も1と低い。日本では化粧品基準(別表第4)に収載されており、粘膜に使用されない製品では最大3.0%まで配合可能。紫外線によるDNA損傷・コラーゲン分解・メラニン過生成を予防し、シミ・シワ・たるみといった光老化の根本的防止に寄与する。既存メラニンの分解促進作用も一部報告されており、予防を超えた美白効果も期待されている。
1件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)