| 成分名 | ヤシ油脂肪酸アシルカルボキシメトキシエチルカルボキシメチルエチレンジアミン2Na |
| 慣用名・別名 | コカンホジ酢酸2Na、ラウロアンホジ酢酸2Na |
| INCI名 | Disodium Cocoamphodiacetate |
| 化学式 | C₁₉H₃₄N₂O₅·2Na(ラウロイル基の場合の例示) |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 2〜10% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.5 |
| EWGスコア | 2/10 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ヤシ油脂肪酸アシルカルボキシメトキシエチルカルボキシメチルエチレンジアミン2Na(INCI名:Disodium Cocoamphodiacetate)は、一般にコカンホジ酢酸2Na(ラウロアンホジ酢酸2Na)として知られる両性界面活性剤です。ヤシ油由来の脂肪酸とエチレンジアミン骨格をベースに合成された構造を持ち、一分子内にアミノ基(カチオン性)と2つのカルボキシメチル基(アニオン性)を同時に有する双性イオン型(アンホテリック型)の洗浄成分です。
作用機序として、pH環境によって荷電状態が動的に変化します。酸性条件下ではカチオン性が強まり、アルカリ性条件下ではアニオン性が支配的となるため、幅広いpH域で安定した洗浄効果を発揮します。弱酸性の生理的pH帯では双性イオンとして働き、皮脂や汚れを効果的に除去しながら皮膚のバリア機能へのダメージを最小化します。また、石鹸系と異なり水中のカルシウム・マグネシウムイオンと反応してスカムを生じにくく、硬水でも安定した泡立ちと洗浄力を維持できる点も重要な特長です。
皮膚刺激性の面では、アルキル硫酸塩(AS)やラウレス硫酸塩(AES)と比較して著しく低く、敏感肌・アトピー傾向肌用製品への採用実績が豊富です。特に眼粘膜への刺激が少ないことから、ベビーシャンプー・低刺激シャンプー・洗顔フォームなど、マイルド性が求められる製品に広く活用されています。コンディショニング効果は限定的ですが、陽イオン性界面活性剤や加水分解タンパク質との組み合わせで補修・なめらか効果を高めることができます。
環境面では、ヤシ油という再生可能な植物性資源を原料とし、使用後は比較的速やかに生分解されるため、環境負荷は比較的低く抑えられています。配合濃度は通常1〜4%程度で使用され、アニオン界面活性剤との相乗効果により泡質・洗浄力の向上が期待できる補助洗浄剤としても機能します。
1件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)