Ingredient Analysis

アルキル(C14-18)スルホン酸Na

アニオン界面活性剤 9件の商品に配合 ID: 9870
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-25

安全性
+0

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名アルキル(C14-18)スルホン酸Na
慣用名・別名アルカンスルホン酸ナトリウム, SAS
INCI名Sodium Alkyl(C14-18) Sulfonate
由来合成
推奨配合濃度5〜20%
適正pH域4.5〜7.5
EWGスコア6/10
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 ○ +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 △ +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 ▽ -25
肌・頭皮への安全性
補修力 △ -20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 ▽ -30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 △ -15
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 △ +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 △ +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 △ -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

C14〜C18のアルカンをスルホン化・中和したアニオン界面活性剤。オレフィンスルホン酸Naと同等の高脱脂・強洗浄力を持ち、泡立ちも良好。しかしその強力な脱脂力が皮脂バリアを損なうため、ダメージ毛・敏感肌・乾燥肌には不向き。安価で泡立ちが優れることからシャンプー・ボディソープ・歯磨き剤などに幅広く採用されるが、継続使用による頭皮・皮膚へのダメージリスクが懸念される。

アルキル(C14-18)スルホン酸Naの解析

アルキル(C14-18)スルホン酸Naは、炭素鎖がC14〜C18のアルカン(飽和炭化水素)をスルホン化し、水酸化ナトリウムで中和したアニオン(陰イオン)界面活性剤である。その構造は一般家庭用洗剤にも使われるアルカンスルホン酸塩(SAS: Secondary Alkane Sulfonate)に分類され、洗浄力・起泡力ともに非常に高い。

洗浄力の強さという点では、悪名高きラウリル硫酸Na(SLS)やラウレス硫酸Naと同等かそれ以上とも言われる。ラウリル硫酸Naからの代替成分として登場したオレフィンスルホン酸Naと並び、「強い洗浄力を持ちながら比較的安価」という位置づけで市場に普及した。いわば「業務用クリーナー並みの洗浄力をヘアケアに転用した」ような成分であり、汚れ落ちの爽快感は得られる半面、必要な皮脂・タンパク質まで根こそぎ洗い流すリスクがある。

特にダメージを受けたカラー毛・パーマ毛では、キューティクルが開いた状態に強アニオン界面活性剤が接触することで、タンパク質流出・毛髪強度低下が加速する。頭皮においても皮脂バリアの過剰除去により、乾燥・かゆみ・フケ・炎症を招きやすい。敏感肌や乾燥肌の人は、この成分がシャンプーに配合されていないかを確認することが望ましい。

一方で環境面では、同類のLAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸)と比較すると生分解性がやや改善されており、河川への残留負荷は若干低いとされる。しかし合成プロセス自来の環境負荷は無視できず、植物由来のアミノ酸系洗浄剤と比べると環境影響は大きい。コスト優先の製品に多用される成分であり、成分表の上位に記載されている場合は特に注意が必要。

相性の良い成分

増粘剤 油剤 カチオン性ポリマー

相性の悪い成分・混合注意

カチオン性界面活性剤 陽イオン界面活性剤