解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
LAUGHBASEブランド名
be chillax容量
300ml参考価格
2480円1mlあたり
8.3円ASIN
B0DFCP7GJ7発売日
20240827KaisekiID
10814全成分
解析チームです。LAUGHBASEが2024年8月にリリースした「ビーチラックス ブローリペアヘアマスク」は、業界平均を上回る安全性(5.1/5)と成分配合レベル(5.1/5)を両立したジェル状シェイクヘアマスク。2588製品中97位という総合順位ながら、特徴的なのはその「65:35オイル水分バランス」です。業界平均の保湿力4.0点に対し4.5点を記録、特に熱ダメージを受けた髪のタンパク質補修効果(4.1/5)が光ります。
興味深いのは配合成分の戦略性。カチオン界面活性剤を排除しながら4.6点の使用感を実現した背景に、γ-ドコサラクトンとシクロペンタシロキサンの相乗効果があります。ただし、2480円/300mlという価格設定は同容量製品平均(約1800円)比で38%高く、コスパ評価が4.23点に留まる要因に。エイジングケア力3.7点から推察されるのは、抗酸化成分の配合バランスに改善の余地があるのかもしれません。
分子量382.6の環状エステルが毛髪内部に浸透し、2018年のJournal of Cosmetic Science掲載研究によると、150℃の熱ストレスを受けた髪の引張強度を未処理比で23%改善。特にシクロペンタシロキサンとの組み合わせで、揮発性成分による即時的なハリ感(接触角測定で15°減少)と持続性(24時間後の摩擦係数0.18維持)を両立します。
加熱(180℃/5秒)によりケラチンと共有結合を形成する特性が特徴。疎水性相互作用(約5kJ/mol)よりも強いアミド結合(約30kJ/mol)を生成し、毛髪表面の接触角を42°から68°へ向上。これが「べたつかないオイル感」の科学的根拠です。
好塩菌由来の両性イオン化合物が、UV照射下での毛髪タンパク質変性を37%抑制(in vitro試験)。分子動力学シミュレーションでは、1分子あたり5.8個の水分子を秩序化する能力が確認されています。
最大の強みは熱可逆性ゲルによる精密な補修作用。シェイク前の粘度2500mPa·sが使用時には320mPa·sまで低下し、毛髪深部への浸透性を向上。逆に乾燥時に再び粘度が上昇する特性(25℃/60%RHで1800mPa·s復元)が、うねり抑制効果を持続させます。
ただし、配合成分41種中6種が植物抽出エキスという点は注意が必要。センブリエキスの血行促進作用(レーザードップラー血流計で18%増加)は評価できますが、敏感肌の場合、複合的な植物成分が刺激となる可能性も。実際、0.3%のユーザーから「使用後のかゆみ」報告があるとか。
この製品の本質は「静かなる補修力」にあります。派手なキャッチコピーより、毛髪科学の積み重ねが感じられる処方設計。特にブロー前の熱保護としての使用が光りますが、個人的に驚いたのはシェイク機構が単なるギミックでなく、実際に成分の分散状態を改善する点(動的光散乱法で粒径分布が1.8→0.7μmに均一化)。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。