解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
フォードヘア化粧品ブランド名
CE3容量
1000ml参考価格
1340円1mlあたり
1.3円ASIN
B0BTV4ZN6F発売日
20230204KaisekiID
8923全成分
CE3シャンプーは、フォードヘア化粧品による「ベビーシャンプー級のマイルド洗浄剤を使用したシャンプー」ということで販売されている商品です。果たして、その優しさは本物か、どんな効果があるシャンプーなのかを紐解いて行きたいと思います。
CE3シャンプーは、 ラウラミドプロピルベタインを使っていることを語っていますが、 実際のところ主軸になっているのはラウレス硫酸Naとスルホコハク酸ラウレスNaとなっています。 確かにラウラミドプロピルベタインも 多めに配合されている事は確かですが、非常に洗浄力のつよいアニオン界面活性剤が主役であり、このシャンプーは市販の安いシャンプーとそう変わらないクオリティーであることを同時に物語っています。その他の成分で違いを見せられているのであれば、また違った評価になる可能性ももちろんあるのですが・・。
CE3シャンプーのメリットは、その価格です。質の良い植物エキスを配合しているにもかかわらず、お手頃な価格で購入することができます。アルニカ花エキスをはじめとしたスカルプケアで実績のあるエキスセットをはじめ、収れん作用をもたらすカキタンニン、硫酸亜鉛の配合で皮脂の分泌をコントロール。セラミドの配合は肌バリアに寄与します。このあたりを見ると、1mlあたり1.3円程度という価格は安いようにも思えますよね。
CE3シャンプーには、ラウラミドプロピルベタイン、ラウレス硫酸Na、スルホコハク酸ラウレス2Naという3つのベース洗浄剤が含まれています。これらの成分はそれぞれシャンプーの効果に寄与していますが、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ラウラミドプロピルベタインは両性界面活性剤で、 きめ細かい泡立ちによる上質な使用感が特徴であり、ある種のさっぱり感を与える成分とも言えます。
ラウレス硫酸Naも、CE3シャンプーの重要な成分です。この発泡剤は、頭皮や髪の汚れを浮き上がらせ、洗い流しやすくする効果があります。 とてもつよい洗浄力があり、肌に浸透こそしないものの、表面洗浄力はトップクラスです。繰り返し使うと肌や髪の乾燥を招く恐れがあるでしょう。また、 コストが安いので、量産型のシャンプーの定番洗浄剤の1つとなっています。
スルホコハク酸ラウレスNaは 洗浄力は中くらい、 生分解性が優れ、環境や肌に優しいという特徴がある洗浄剤です。アミノ酸系などに比べるとやや洗浄力が高い傾向にあります。
これらの組み合わせによってシャンプーの洗浄性が決定されていますが、比較的洗浄力が高く、 クオリティーがそれほど高い印象というのはないでしょう。よくも悪くも値段相応というイメージです。
CE3シャンプーのデメリットは、 ズバリあまり個性がないという事。洗浄剤は凡庸で、その他の成分に関してもとてもよく見るタイプの平凡な作りと言える内容で、値段も安くそれなりのチープなシャンプーであるなぁという印象が第一です。フォードヘア化粧品というメーカーにしては 、意外と気が抜けた感じの製品のように感じてしまいましたね。他の商品ではかなり低刺激にこだわったオーガニック系だったりを出してるイメージがあったので。
CE3シャンプーは、 比較的チープな洗浄剤を使ったもので、低コストでシャンプーを選びたいという方に向けた選択肢であると思います。収斂成分が比較的多く配合されているので皮脂を効率的に除去し、かつ分泌を抑えたいという方に適したシャンプーであるというでしょう。ただし悪く言えば非常によくあるタイプの低コストシャンプーであり、 他にいくらでも変わりがある、より良い選択肢がより安価で見つかりやすいシャンプーであると思いました。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。