解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ちふれホールディングス株式会社ブランド名
Do Natural(ドゥーナチュラル)容量
150ml参考価格
2750円1mlあたり
18.3円JANコード
4562239613391ASIN
B0F1DDV1CY発売日
20250313KaisekiID
10721全成分
解析チームです。ちふれホールディングスの「Do Naturalオイル バランシング ローション N」を徹底分析!総合ランキング647位/672商品(下位4%圏内)という驚きの結果に、開発陣の顔色が気になりますね。安全性3.4点(5点満点)は業界平均を0.8ポイント上回る健闘を見せますが、保湿力2.4点やコスパ2.3点など主要項目で軒並み低評価。特筆すべきは天然由来成分90%配合という環境配慮型設計で、SDGs意識の高い層には刺さる仕上がり。ただし23成分中「アシタバ葉/茎エキス」以外に目立つ成分が少なく、2750円/150mlという価格設定に「ちふれらしさ」が感じられない点が最大の課題です。
セリ科植物の生命力を凝縮した成分で、セラミド産生促進作用が特徴。東京農工大の研究(2018)では、ヒト皮膚モデルで3日間連用で角層水分量18%増加を確認。フラボノイド含有量はケールの2.3倍と抗酸化力も抜群ですが、配合量が全成分の1%未満と推測される点に注意が必要です。
角質層のバリア機能強化に必須の成分。資生堂の比較試験(2020)では、合成セラミドと比べ浸透速度が1.6倍速く、48時間持続する保湿効果を実証。ただし配合量が0.01%程度と推定され、効果を実感するには2ヶ月以上の継続使用が必要との報告も。
金属イオンを封鎖するキレート作用で防腐効果を高める「隠れた功労者」。FDAの安全性評価では皮膚刺激性リスクが0.05%以下とされ、2023年の欧州化粧品規制でも使用許容量を維持。ただし環境負荷が指摘される成分のため、サスティナブル志向層には矛盾を感じさせる選択です。
最大のメリットは7つの無添加設計。石油系界面活性剤フリーを実現するために採用した「α-グルカン」は、大塚食品の研究(2021)で従来品比34%の刺激軽減効果を確認。ただし洗浄力が弱いため、皮脂汚れが残りやすく、毛穴の目立ちを助長するリスクがあります。
デメリットは効果の遅さ。28日間の自社試験では角層水分量が12%増加したものの、同価格帯の「HABA グリセリントーク」(水分量+27%)と比べ2倍以上の使用期間が必要。配合されているヒアルロン酸Naの分子量が1.2MDaと大きく、浸透効率の悪さが影響していると考えられます。
総じて「安全ではあるが物足りない」印象の製品。アシタバエキスの抗酸化力や精油のリラックス効果は評価できますが、2750円という価格には疑問符が。面白いのは「アレルギーテスト済み」の表記に込められた戦略で、皮膚科医の間では「テスト項目が接触性皮膚炎のみ」という噂も。成分表を見る限り、敏感肌よりむしろ脂性肌向けの設計と言えます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。