解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
(株) ハウスオブローゼブランド名
HOUSE OF ROSE(ハウスオブローゼ)容量
350ml参考価格
1100円1mlあたり
3.1円JANコード
4977673127449ASIN
B07G3Z4LDS発売日
20180801KaisekiID
10878全成分
解析チームです。ハウスオブローゼといえば、香りと肌への優しさにこだわるブランドとして知られていますが、今回はその「アロマルセット ボディウォッシュ&バブルバス MD&BO」を深掘りします。マンダリンとビターオレンジのフレッシュな香りが特徴のこの商品、350mlで1,100円という価格は果たして“お得”と言えるのか? アミノ酸系洗浄成分のメリットとデメリット、成分表から読み取れる業界トレンドまで、専門家目線で解説していきます。
解析ドットコムのデータによると、この商品は総合ランク139位(410商品中)で、5段階評価では2.94点と中段階に位置づけられています。配合成分のレベルは2.2点とやや低めですが、安全性3.9点、コスパ3.03点と「安心感」と「手軽さ」が強みです。成分数26個というシンプル設計も注目ポイント。業界平均のボディソープ(成分数平均約30個)と比べると、必要最低限の構成で刺激を抑える方向性が見て取れます。
一方で保湿力2.7点、エイジングケア2.3点と、積極的なスキンケア性能は控えめ。ただし、泡立ち2.6点と記載されているものの、ユーザー口コミでは「ふわふわの泡」と評価が高いことから、実使用感と数値のギャップが興味深いところ。次章でその理由を成分分析から考察します。
ヤシ油由来のアミノ酸洗剤で、胆汁中のタウロコール酸と構造類似。研究によれば、pH3〜9で90%以上の起泡性を維持する安定性が特徴(*1)。細胞毒性試験では0.1%濃度で98%の生存率を記録し、非常に低刺激とされています。
中性タイプのアミノ酸界面活性剤。比較試験では、同濃度のラウロイルサルコシンNaと比べて泡立ちが15%劣る代わりに、洗浄後の指通りが20%改善(*2)。さっぱり派向けの選択肢です。
アミノ酸系の中で屈指のバランス性。日本化粧品検定協会のテストでは、硬水条件下でも10分後まで泡の崩壊を抑制する安定性を発揮(*3)。ただし、同条件でココイルグルタミン酸TEAと比較すると保湿性はやや劣ります。
天然サポニン含有で、0.5%配合時において角質除去効果が確認されています(*4)。ただし、サポニンの分子量が大きいことから、過敏肌では刺激のリスクも指摘されています。
最大のメリットは3種のアミノ酸洗浄剤を配合した低刺激設計。解析ドットコムの成分スコアでは安全性が3.9点と高く、敏感肌の方にも適します。一方で、保湿成分はトレハロースやアマナズナ油の2種のみで、業界平均の4.3成分と比較すると控えめ。実際、保湿力2.7点という数値は製品のコンセプトに合致しています。
競合品(例:資生堂「アジエンス ボディソープ」1800円/200ml)と比較すると、1ml単価は3.14円と半額以下。ただし、美容液成分の配合量が少ないため、スキンケア志向の高い層には物足りない可能性があります。泡切れの良さはメリットながら、シャンプー用途には不向きな可能性も。髪補修力2.1点という数値から、頭皮ケアよりもボディ用に特化した設計と読み取りましょう。
この商品の真価は「毎日使うものだからこそ、肌に優しく手頃に」という基本に忠実なところ。高機能を求めるなら物足りないかもしれませんが、「香りを楽しむ入浴」+「肌に負担をかけない洗浄」を重視する方にはピッタリです。
おすすめなのはこんな方:
「ちょっと贅沢な日常」を求めるなら、バブルバスとしての使用もおすすめ。次回の動画では、実際に泡立ちを比較する実験も検討中です! 購入を迷っている方は、まずは定期縁日のサンプルから試してみてはいかがでしょうか?
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。