解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
(株) ハウスオブローゼブランド名
HOUSE OF ROSE(ハウスオブローゼ)容量
300ml参考価格
1144円1mlあたり
3.8円JANコード
4977673142510ASIN
B0DQ6TNQ64発売日
20241214KaisekiID
10877全成分
解析チームです。ハウスオブローゼといえば、日本発のコスメブランドとして「高品質×手頃な価格」をコンセプトにした老舗企業。今回取り上げる『ボディソープ MM n』は、昨年好評だった香りがリニューアルして再登場したという点が注目ですね。特徴的なのは「マーマレードジンジャー」という大人向けの香調と、強めの洗浄力。ただ、成分表を眺めると「果たしてボディソープとして最適なのか?」と疑問符が浮かぶ部分も…。では、総合ランク135位/410製品の実力を見ていきましょう。
この商品の最大の魅力は洗浄力の高さとコストパフォーマンスオレフィン(C14-16)スルホン酸Naという洗浄剤で、ラウレス硫酸Naと同等以上の脱脂力を持ちながら、刺激性がやや控えめという研究結果もあります(*1)。一方で、髪補修力2点、保湿力2.8点と、保湿性や修復力はやや物足りない構成。業界平均と比較すると、ボディソープとしては成分レベルがやや低めの部類に入るでしょう。
販売データを見ると、ECサイトでの直近180日間売上数107個、売上ランキング552位と「爆売れ」とはいかないものの、リピーター層が一定数存在する模様。口コミ評価点4.5点/5点という高評価とギャップがあるのは、香りの評価が高めだからかもしれませんね。
メリットとしては、まず洗浄力の高さが挙げられます。皮脂汚れの多い背中や首回りのケアに適しており、汗ばむ季節でもサッパリ感が持続。オレンジ油の香りはリラックス効果があるとされる一方で、抗菌性も期待できるため、ニキビ肌の方にも向いているかもしれません。
一方でデメリットは、保湿成分の不足。ヒアルロン酸やセラミドといった高機能保湿成分は不使用で、配合されたハチミツやキシリトールも微量。乾燥肌の方には不向きで、使用後の保湿ケアが必須です。また、頭皮用として使うと、フケやかゆみを引き起こす可能性があるため注意が必要です。
競合製品との比較では、例えば資生堂「モイストソープ」(価格2,000円)と比べると、洗浄力は同等でも保湿性で劣りますが、価格は半額以下。コスパを重視するユーザーには魅力的ですが、敏感肌の方には不向きな構成です。
このボディソープ、正直「洗う」という目的に特化した製品。保湿や美肌効果を求めるなら肩透しを食らいますが、「安くてもしっかり汚れを落としたい」という方に打ってつけ。香りの評価が高いのもポイントで、リフレッシュ目的での利用がおすすめです。
ただ、乾燥肌の方や頭皮用に使いたい方は要注意。シャンプー代わりに使うと、フケやかゆみの原因になる可能性があります。逆に言えば、油性肌の方には◎。
次回はもっと「肌に優しい」ボディソープをご紹介します。それまで、お風呂でしっかり泡立てて、心も体もリフレッシュしてくださいね!
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。