総合点
2.13総合ランク
2863個中 1274位成分数
14植物エキスの数
0コスパ
0安全性
0素材の品質
0洗浄剤の品質
0洗浄力
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
0注意が必要な素材
0メーカー
P&G(プロクター&ギャンブル)ブランド名
h&s容量
350ml参考価格
1045円1mlあたり
3円成分数
14JANコード
4987176052995KaisekiID
8044スカルプにエナジーを、と聞いたら、普通は育毛製品なのかと思いますよね。
そんな商品名のこちら、エイチアンドエスPROを見ていきたいと思います。
構成としては、
という具合。
まず、3級カチオン界面活性剤ベースということは、若干肌にはやさしいということです。これが4級となると脱毛剤になってしまいますから、3級だとちょっぴり安心ですね。つけないよりは危ないですけど。
そして、ジンクピリチオンの殺菌効果。これがフケとか臭いを抑える目的で配合。しかし、これではエナジーは湧きませんね。体臭防止効果も限定的だと思います。フケも種類によりますしね。
ニコチン酸アミド。これはわりと有用な成分で、ナイアシンアミドと呼ばれる成分ですが、様々な効果(血流・コラーゲン・ケラチン生成を促進など)をもたらす成分として知られています。この部分はたしかにエナジー感じますね。
さて、ニコチン酸アミドのエナジーがあるのことはわかりましたが、全体としては使ったらメリットの多い製品といえるでしょうか。
実際には、大部分がヘアコンディショナーとしての成分で構成されていて、例えば3級カチオン界面活性剤+油剤+シリコンといった具合になっているわけです。
つまり、比較的マイルドとはいえ、コンディショナーを頭皮に塗るのと大して変わりません。ただでさえ皮脂が多い頭皮に、油剤を上塗りしたら、想像するだけで頭皮に吹き出物が湧いてきそうです。
エナジーが沸く前に、頭皮ニキビが湧く。これではせっかくのニコチン酸アミドの恩恵をいただく前に、様々な困難が押し寄せるというもの。
もしニコチン酸アミドのような成分のメリットを最大限に得たいなら、トニックのような形を取るべきであり、コンディショナーは頭皮に塗るのは賛同しかねます。
おとなしく、トニック剤を塗りましょう。ヘアコンディショナーはあくまでも髪のためであり、それを無理に頭皮向けに改造するとちぐはぐな内容になりがちです。このコンディショナーもやはり無理矢理感が随所に表れています。
唯一、3級カチオン界面活性剤ベースのため、頭皮に深刻なダメージをもたらす事がない、という点だけが救いです。
その他には、ヘアケア剤としては戦力になりませんし、頭皮にメリットよりもデメリットの方が大きい、というのが結論です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。