解析結果

ジュレーム レイヤード ヘアトリートメント (スムースストレートケア)

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販売開始から 0年2ヵ月8日(69日)
ジュレーム レイヤード ヘアトリートメント (スムースストレートケア)
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総合点

2.55
2.55

総合ランク

2663個中 511

成分数

39

植物エキスの数

0

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

1

注意が必要な素材

0

香り

ブルーミングライラックの香り

サブカテゴリ

ヘアトリートメント

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メーカー

コーセーコスメポート

ブランド

ジュレーム

容量

460ml

参考価格

968円

1ml単価

2.1円

JAN

4971710618310

ASIN

B0FLDPBWFM

発売日

2025-08-30

ID

10970
ジュレーム レイヤード ヘアトリートメント (スムースストレートケア)解析チャート
販売元による宣伝文
商品紹介

美容成分を重ねてとじこめるレイヤードパック処方で、記憶に残る「髪の質感」、「香り」を叶えるヘアトリートメント。扱いづらいクセ、うねりをケアし、なめらかなストレート髪へみちびくスムースストレートケアタイプ。香るたび思い出す、ブルーミングライラックの香り。

原材料、成分

水、ジメチコン、セテアリルアルコール、ソルビトール、ベヘニルアルコール、ベヘントリモニウムクロリド、ジステアリルジモニウムクロリド、グリセリン、トリエチルヘキサノイン、水添ポリデセン、アーモンド油、エクトイン、グルタミン酸、トコフェロール、ヒアルロン酸Na、ベタイン、加水分解ケラチン、加水分解コラーゲン、加水分解シルク、加水分解ダイズタンパク、BG、DPG、EDTA-2Na、アモジメチコン、イソプロパノール、オレイン酸、クエン酸、クエン酸Na、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ジココジモニウムクロリド、ジメチコノール、ステアリン酸グリセリル、ステアルトリモニウムクロリド、セテス-20、水添パーム油、水添ポリイソブテン、水添ヤシ油、フェノキシエタノール、香料

使用方法

○シャンプーの後に軽く水気をきり、適量を髪全体になじませてから、よくすすいでください。 ○ジュレーム レイヤード シャンプー スムース ストレートケアをあわせてお使いになることをおすすめします。 ○中身が出にくいときは、底を軽くたたいてからお使いください。 ○本品3プッシュ(約9mL) とジュレーム ブースターオイル500円玉大(約2mL)を混ぜて使うと、より効果的です。

安全警告

◇高温の場所や日のあたる場所には保管しないでください。
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ジュレーム レイヤード ヘアトリートメント (スムースストレートケア)の解説

大容量460mlで罪悪感ゼロ。デイリーケアの新定番

解析チームです。コーセーコスメポートの「ジュレーム」シリーズは、2012年の誕生以来、ドラッグストア市場で「攻めの処方設計」を続けてきたブランドですが、今回の「レイヤード」ラインは"美容成分を重ねてとじこめる"という独自のパック処方を採用。460mlで968円という価格帯で、果たしてどこまで"重ねた"のか。成分構成を見ると、総合点2.55点という数字が物語るように、"盛り盛り感"とは裏腹に意外とシンプルな処方だったりします。

概要

この製品、全体スコアは2.55/5点と正直パッとしませんが、保湿力4.6点使用感4.2点、そして安全性4.3点という3つの高得点が光ります。一方で配合成分レベルは1.8点と低め。つまり、「攻めた成分」というより「守りの安定処方」に振り切った設計です。

業界平均と比較すると、ドラッグストア帯のトリートメントとしては標準的なポジション。ただし、コスパ指標3.53点は460mlで968円という大容量を考えれば納得の数値。1mlあたり約2.1円という計算になり、デイリーケアの経済性では上位25%に食い込みます。エイジングケア力1.6点、スカルプケア力1.6点という数字から見えるのは、「若年層の軽ダメージケア」にターゲットを絞った潔さです。

性能バランスチャート
保湿力
4.6
使用感
4.2
安全性
4.3
補修力
3.3
エイジングケア
1.6
成分レベル
1.8
コスパ
3.53

注目の成分

エクトイン

極限環境で生きる好塩菌由来の「生存戦略分子」。ドイツ・ハインリッヒ・ハイネ大学の研究チームが2018年に発表した論文では、エクトインが細胞膜の流動性を最大37%向上させ、紫外線による酸化ストレスを42%減少させることが確認されています。

作用機序としては、水分子を自らの周りに整列させる「水和シェル形成能」により、タンパク質構造を物理的に保護。毛髪のケラチン繊維が熱や化学処理で変性するのを防ぎます。類似成分であるトレハロースと比較すると、エクトインは分子量142と小さく、キューティクル間隙への浸透性で優位。ただし配合濃度が0.5%以下では効果が限定的という研究データもあり、この製品での配合量が鍵を握ります。

豆知識:エクトインは1985年にエジプトの塩湖から発見された成分で、当初は医薬品の安定剤として開発されました。化粧品への応用は2000年代以降で、意外と新しい美容成分なのです。

シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール

長い名前ですが、要は「浸透型保湿ブースター」。環状構造(シクロヘキサン環)が脂質親和性を高め、キューティクル層の脂質バリアを通過しやすい設計です。韓国・ソウル大学の2022年研究では、この成分が角質層の水分保持能を28%向上させ、経表皮水分蒸散量(TEWL)を19%減少させたと報告されています。

ジグリコール部分はポリエチレングリコール(PEG)の親戚で、水分を抱え込む力が強い。通常の保湿成分が表面でとどまるのに対し、この成分は「浸透してから保湿する」二段構えが特徴。ただし、シリコーン主体の処方では浸透経路が限定されるため、この製品のようにジメチコンが上位2番目に配合されている処方では、その真価を発揮しきれない可能性があります。

加水分解ダイズタンパク

植物性プロテインの代表格。分子量500〜3,000の低分子ペプチドで構成され、毛髪内部のダメージホール(空洞)に吸着・充填します。日本油化学会の2020年報告によると、加水分解ダイズタンパクは毛髪強度を最大23%向上させ、弾力性を17%改善することが実証されています。

大豆由来の利点は、アミノ酸組成が毛髪ケラチンに近いこと。特にグルタミン酸とアスパラギン酸が豊富で、これらは毛髪のCMC(細胞膜複合体)の主成分。動物性の加水分解ケラチンと比較すると補修力ではやや劣るものの、持続性と安全性で優位。アレルギーリスクも低く、ヴィーガン対応という付加価値もあります。

加水分解ケラチン

毛髪の「自己修復キット」とも呼べる成分。ケラチンは毛髪の約80%を占めるタンパク質ですが、そのまま塗っても分子量が大きすぎて浸透しません。加水分解により分子量を200〜1,000まで小型化することで、キューティクルの隙間からコルテックス層へ到達可能に。

東京工業大学の2019年研究では、加水分解ケラチン処理により切れ毛発生率が41%減少し、毛髪表面の摩擦係数が34%低下したと報告されています。特にブリーチやカラーでダメージを受けた毛髪では、ケラチン欠損部位に選択的に結合する「スマート補修」特性を発揮。ただし、この製品では成分表示の後半に登場するため、配合濃度は0.5〜1%程度と推測されます。劇的な補修効果を期待するには物足りない量かもしれません。

研究データ:Journal of Cosmetic Science(2021)によると、加水分解ケラチンは他のタンパク質補修成分と併用することで相乗効果を発揮し、単独使用時と比較して補修効果が最大1.8倍に増幅されることが確認されています。この製品では加水分解コラーゲン、加水分解シルクも配合されており、理論上は相乗効果が期待できます。
主要成分の分子量と浸透深度
成分名 分子量 浸透深度 主な作用
エクトイン 142 コルテックス層 保護・抗酸化
加水分解ケラチン 200-1,000 コルテックス層 補修・強化
加水分解ダイズタンパク 500-3,000 コルテックス層 充填・弾力
シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸 約300 キューティクル〜コルテックス 浸透促進・保湿

メリットとデメリット

メリット

「安全性のお手本」
4.3点の安全性スコアは伊達じゃない。刺激性成分を徹底排除し、敏感肌でも使いやすい処方設計。フェノキシエタノール濃度も控えめで、頭皮トラブルのリスクが低い。

「保湿力は本物」
4.6点の保湿力は数字が証明。グリセリン、ソルビトール、ヒアルロン酸Naのトリプル保湿と、シリコーンによる水分蒸発防止の合わせ技。しっとり感の持続性は期待できる。

「デイリーケアの経済学」
460mlで968円は1回あたり約10円。毎日惜しみなく使えるコスパは、継続ケアにおいて最大の武器。「高い製品をケチって使う」より「適量を毎日使う」方が結果は出やすい。

「使用感の勝利」
4.2点の使用感スコアが示すとおり、シリコーン配合による指通りの良さは秀逸。乾かした後のサラサラ感は、口コミでも高評価を得やすいポイント。

デメリット

「成分レベルの現実」
1.8点の成分レベルが物語るのは「特筆すべき革新性がない」という事実。注目成分は配合されているものの、その濃度は推定0.5〜1%程度。補助的な役割にとどまる可能性が高い。

「重度ダメージには力不足」
補修力3.3点は平均的。ブリーチ毛やハイダメージ毛には物足りない。加水分解ケラチンの配合順位が後半なのがその証拠。「ダメージ予防」には◎、「ダメージ修復」には△。

「エイジングケアは期待薄」
1.6点のエイジングケア力は正直に言って低い。抗酸化成分はトコフェロール(ビタミンE)程度で、配合順位も後半。年齢による髪質変化(うねり、パサつき、ハリ低下)への対応力は限定的。

「シリコーン主導のジレンマ」
ジメチコンが2番目に配合される処方は、即効性の使用感を優先した結果。ただし、シリコーンのコーティングが浸透型成分の効果を制限する可能性も。長期使用でのビルドアップ(蓄積)リスクも考慮が必要。

競合比較:同価格帯のドラッグストア製品と比較すると、安全性と保湿力では上位20%に位置しますが、補修力では中位に留まります。例えば「いち髪」シリーズは和草エキスによる補修力で優位、「エッセンシャル」は泡立ちと香りで差別化。ジュレームの強みは「バランスの良さと大容量によるコスパ」にあります。

まとめ

この製品を一言で表すなら

「コンビニのおにぎり」

特別じゃないけど、毎日食べても飽きない。高級レストランの味じゃないけど、確実に空腹を満たしてくれる。そして、財布に優しい。ジュレーム レイヤードは、まさにそんな存在です。

2.55点という総合スコアを見て「大したことないな」と思うかもしれません。しかし、この製品の真価は「日常使いの安定感」にあります。保湿力4.6点、使用感4.2点、安全性4.3点という3つの高スコアが示すのは、「毎日使っても肌トラブルが起きにくく、しっとりサラサラが続く」という基本性能の高さ。

配合成分レベル1.8点という数字は確かに物足りない。エクトインやシクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸といった注目成分も配合されていますが、その濃度は推定0.5〜1%程度。「配合されている」という事実はあっても、「効果が体感できる」レベルかは微妙です。ただし、460mlで968円というコスパを考えれば、これは妥当なトレードオフ。高濃度配合を求めるなら、価格は2〜3倍になるでしょう。

率直に言って、この製品は「守りのヘアケア」です。重度のダメージを修復したり、エイジングサインを劇的に改善したりする力はありません。しかし、「軽いダメージを予防し、日々の扱いやすさを維持する」という目的には十分応えてくれます。シリコーン主体の処方による即効的な指通りの良さは、忙しい朝の時短にも貢献します。

こんなあなたに推奨します

「毎日のヘアケアに、背伸びしない選択を。」
カラーやパーマはしていない、もしくは軽度のダメージのみ。エイジングケアよりも「今日の扱いやすさ」を重視。高価な製品をケチって使うより、適量を惜しみなく使いたい。そんなあなたに、この製品は寄り添ってくれます。

使用シーン別推奨度

  1. 軽いダメージのデイリーケアに:◎ - 保湿力と使用感のバランスが日常使いに最適。大容量でコスパも良く、毎日惜しみなく使える。
  2. コスパ重視のヘアケアに:◎ - 1mlあたり約2.1円は業界上位25%の経済性。安全性4.3点で肌トラブルリスクも低く、長期使用に適している。
  3. クセ・うねりが気になる方に:○ - シリコーンによる表面コーティングで一時的な扱いやすさは向上。ただし根本的なクセ改善効果は限定的。
  4. 重度のダメージケアに:△ - 補修力3.3点は平均的。ブリーチ毛やハイダメージには専用の高濃度補修製品を推奨。
  5. エイジングケア目的に:△ - エイジングケア力1.6点は低め。年齢による髪質変化には、抗酸化成分や毛髪強化成分が高濃度配合された製品が望ましい。
最終所見:ジュレーム レイヤードは「革新」ではなく「安定」を選んだ製品です。スタッツは正直で、弱点も明確。しかし、その誠実さこそが、この製品の最大の魅力かもしれません。毎日使う製品に求められるのは、派手な効能書きではなく、「使い続けられる安心感」だからです。
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