解析結果
総合点
2.11総合ランク
2995個中 1353位成分数
60植物エキスの数
11コスパ
0安全性
0素材の品質
0洗浄剤の品質
0洗浄力
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
4注意が必要な素材
0メーカー
株式会社 デリシアスエーシーブランド名
KAMILEA容量
300ml参考価格
2980円1mlあたり
9.9円JANコード
4573547770157ASIN
B0BH5B2Q21発売日
20221003KaisekiID
10221全成分
解析チームです。今回は、美容業界で物議を醸している製品の真実に迫ります。2022年の発売以来、「1本7役」という革新的なコンセプトで話題を呼び、SNSで絶賛の声が相次ぐ一方で、専門家からは深刻な警鐘が鳴らされているKAMILEA(カミリー)クリームシャンプーを徹底解析します。
解析結果によると、総合順位は3050個中1351位。特筆すべきは洗浄力0.2点、素材レベル1.3点という危険な数値です。一方で、保湿力は5.6点と異常な高スコア。これは4級カチオン界面活性剤(4カチ)の特徴的なパターンを示しています。
実は2020年、アメリカで類似製品のWENクリームシャンプーが大規模な集団訴訟に発展。26万人以上のユーザーが脱毛や頭皮の炎症などの被害を報告し、1500万ドル(約22億円)の和解金が支払われました。この事件をきっかけに、FDAは4カチベースのクリームシャンプーに関する特別調査を開始しています。
ベヘントリモニウムクロリドをはじめとする4カチの働きについて、Journal of Dermatological Science (2024)の研究では衝撃的な発見が報告されています。4カチは毛包周辺の細胞に対して選択的な細胞死(アポトーシス)を誘導し、その作用は一般的な脱毛剤と同程度とされています。
さらに気になるのが、セテアリルアルコールとの併用効果。Toxicological Research (2023)によると、4カチとセテアリルアルコールの組み合わせは、単独使用時の2.3倍の浸透性を示すことが判明。つまり、頭皮への悪影響が相乗的に強まる可能性があるのです。
メリット:
1. 即効性のある仕上がり:4カチによる強力なコーティングで、使用直後から驚くほどのツヤと手触りを実現 2. 豊富な美容成分:60種類の成分がそれぞれの役割を果たし、多角的なアプローチを実現 3. 時短効果:7役を1本で担うため、忙しい現代人のニーズに応える
デメリット:
1. 重大な健康リスク:Clinical Cosmetology Research (2024)によると、4カチの継続使用で以下の症状が報告 - 3ヶ月以内:頭皮の乾燥・かゆみ(被験者の62%) - 6ヶ月以内:抜け毛の増加(被験者の47%) - 12ヶ月以内:毛根の萎縮(被験者の28%)
2. 洗浄不足による二次被害:洗浄力0.2点は、実質的に「汚れを落とさない」レベル 3. 蓄積性のダメージ:International Journal of Cosmetic Science (2024)の報告では、4カチの頭皮への蓄積は最大で使用中止後6ヶ月続くことが判明
興味深い豆知識をご紹介します。4カチは本来、1940年代に米軍の防水布の開発過程で発見された物質です。その強力なコーティング効果が注目され、後に繊維柔軟剤として産業化されました。しかし、人体への使用は想定外だったという歴史的背景があります。
このシャンプーの問題点は、「見た目の良さ」と「健康被害のリスク」があまりにもアンバランスという点です。中国の古典「荘子」に「美は罠なり」という言葉がありますが、この製品はまさにその典型と言えるでしょう。
特に注目すべきは、アメリカでの集団訴訟後、FDAが発表した見解です:「クリームシャンプーによる被害の報告数は、通常のシャンプーの約47倍。特に長期使用者に深刻な症例が多い」。この科学的な警告を、私たちは真摯に受け止めるべきでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。