ずらり並んだコメ系エキスと、アミノ酸系洗浄剤が核となるシャンプーです。
あの菊正宗、お酒のメーカーとして有名な会社が手掛けたシャンプーですので、コメ由来の成分が自然と多く使われています。得意分野ですからね。
洗浄剤はアミノ酸系。さっぱり感を重視したチョイスで、まずまず感じの良い使用感となるでしょう。
そして、ビタミンA、C、B、E誘導体に、グリコシルヘスペリジン配合。特に、油溶性ビタミンCであるテトラヘキシルデカン酸アスコルビルと、ヘスペリジンの抗酸化力、毛細血管強化作用は注目に値するクオリティがあります。
そして、セラミドの肌バリア効果、コメエキス類の新陳代謝促進、ホワイトニング効果などがスキンケアに有用なメリットをもたらすでしょう。
シャンプーなのですが、もはや美容液のような風格のある構成だと感じます。この他にも加水分解酵母エキスや、アルブチンのようなホワイトニング成分、リッチな油剤の配合、泡質を細かくする成分の配合、非イオン界面活性剤による潤滑性の付与など、かなり手の込んだ内容であることは一目瞭然です。
美容系シャンプーとして、これは1つ試す価値があるといえるかもしれません。
デメリットというか、シャンプーとしてはやや洗浄力が低いという点には注意が必要です。
そもそもそこは重視してない、と言われそうですが、どうしても一般的なシャンプーと比べるとさっぱりというより、しっとり系の仕上がりになりやすいので、さっぱり感重視の場合は相性が悪いかも。
それとややオイル分が多い都合で、頭皮の皮脂が多い方、脂漏性皮膚炎の方などにはやはり合いません。
名称のとおり、頭皮にも美容液効果を、という方に適したシャンプーです。
本当に、美容液と言われても納得してしまうほど、美容成分の多さに驚くばかり。本気度が違う。
そして、一時的でなく浸透して48時間抗酸化力を発揮するドラッグデリバリーシステム系の成分も含むなど、効果が決して一時的だけだったりしないところがすばらしい。
これはぜひ、頭皮のエイジングケアとして導入されてみるのも一考でしょう。
もちろん、髪の美容にも気配りされているので、頭皮にも髪にも美しさを求めるなら役に立つこと請け合いです。
それでいて、このコスパですからね。さすが、菊正宗といったところ。
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