総合点
2.22総合ランク
2497個中 741位成分数
57植物エキスの数
3コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
3注意が必要な素材
0メーカー
菊正宗酒造ブランド名
正宗印容量
480ml参考価格
1650円1mlあたり
3.4円JANコード
4971650801353KaisekiID
8250全成分
成分個々は素晴らしい。もちろん、菊正宗ということでコメ由来エキスを中心に、ホワイトニング成分、エイジングケア成分がどっさり。一見すると素晴らしい美容トリートメントですが、髪に関してはどうなのかな?という印象。
数々の美容成分を抱えるトリートメント剤ですが、これは肌につけるとしたらメリットがたくさんあります。
油溶性ビタミンCをはじめ、毛細血管強化のグルコシルヘスペリジン、パルミチン酸レチノールの新陳代謝正常化、コメ由来エキスの美白・抗酸化作用などなど、普通に考えると役に立ちそうですよね。
仮に美容液だったら、これは良い製品といえそうです。
困ったことに、髪というのは肌と違い、毛細血管もなければ新陳代謝もせず、美白も抗酸化作用も意味がありません。髪自体が死んだ細胞の集まりですから、肌とは別物だとまず考える必要があります。
要するに、このトリートメントの成分のほとんどはあまり意味をなさないというわけ。
逆に、髪に役立つ成分というのは、カチオン界面活性剤、セラミド、シリコーン類、アミノ酸、植物由来の油剤といったところでしょう。つまり、ごく一般的なコンディショナー程度の効能であるということです。
美容成分を活かすために、もし頭皮にこのトリートメントを塗りつけたらどうなるでしょう?
美容効果が効いてくるはるか以前に、4級カチオン界面活性剤のタンパク変性作用によって脱毛するか、肌荒れを起こすのが先でしょう。頭皮にはまるでメリットがないということです。
宝の持ち腐れ、もったいない成分が多すぎるトリートメントです。
頭皮に塗る化粧水として、ならば有望ですが、いかんせんカチオン界面活性剤ベースのトリートメント剤です。あまりにデメリットが巨大なので、髪にだけ塗るようにしましょう。
それゆえに、数々の美容成分のメリットは残念ながら水泡に帰す、というわけです。
純粋に髪に残るメリットだけ見てみると、さほど期待値の高い製品とは言いづらい。実にもったいない設計になっていると言えるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。