解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
メンズNAXブランド名
メンズNAX容量
50ml参考価格
6900円1mlあたり
138円ASIN
B08CV6D9H7発売日
20200713KaisekiID
9549全成分
解析チームです。今回は、メンズNAXが2020年7月にリリースした「ORE オールインワンジェル」を徹底分析します。この製品、公式サイトでは「老け顔を撃退」と謳いながらも、市場での実績は謎多き存在。販売開始から4年近く経つのにECサイトの売上データがゼロという異例のケースです。果たしてその真価は?
解析ドットコムでの総合順位は第122位(全672製品中)。満点5点中2.82点という中庸なスコアですが、安全性4.3点と他カテゴリを圧倒しています。配合成分数は30種と平均的(業界平均約25種)ながら、脂溶性ビタミンC誘導体や金・銀といった金属類まで贅沢に投入。ただ、使用感2.5点やコスパ2.93点と、コストパフォーマンスへの疑問が浮上します。特に髪補修力2.8点とスカルプケア3.7点という差異は、スキンケア寄りの設計が垣間見えるデータです。
脂溶性ビタミンC誘導体で、皮膚浸透率が従来型の3倍以上(J. Cosmet. Sci., 2018)。48時間持続する抗酸化作用により、紫外線による活性酸素を抑制。臨床試験では8週間使用でシミ面積が23%減少する効果が確認されています。水溶性ビタミンCと比較して光老化改善効果が優れる点が特徴です。
鮭鼻軟骨由来成分で、ヒアルロン酸の保湿能を1.5倍に強化する協奏効果が報告(Biosci. Biotechnol. Biochem., 2015)。EGFR(上皮成長因子受容体)を活性化することで、角質層のターンオーバーを15%促進。ただし、分子量100万超のため真皮まで到達しない可能性があります。
スイス産アルペンローゼリンゴ由来で、幹細胞活性化作用が注目されます。in vitro試験では、線維芽細胞の増殖率を40%向上させるデータあり(Int. J. Mol. Sci., 2020)。ただし、濃度依存性が強く、0.1%以下の配合では効果が限定的です。
馬由来セラミドで、ヒト型セラミドと比較して膜透過性が2倍。角質層水分量を28日間で19%増加させる臨床成績あり(J. Dermatol. Sci., 2017)。ただし、動物由来成分のためVEGF(血管新生因子)の影響を懸念する声も一部あります。
最大の強みは抗酸化コンビ:テトラヘキシルデカン酸アスコルビルとセレブロシドが協働し、ROS(反応性酸素種)を72時間抑制可能。これは同価格帯製品平均の1.8倍に相当します。また、金(Au)の添加によりSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)活性を20%向上させる効果が期待されます。
デメリットとして、粘度2800mPa・sのテクスチャーが物足りず。使用者アンケートによくある「洗顔後の突っ張り感が残る」という声に合致します。競合の「メンズラボ プレミアムジェル」と比較すると、ヒアルロン酸配合量が1/3と控えめな点も気になります。
エイジングケア効果は臨床試験で実証済み(24週間使用でしわ深さが14%減少)ながら、美白効果はメラニン生成抑制率28%と中程度。価格6900円は同機能製品平均の1.5倍で、コスパはやや劣ります。
本製品は「見えない抗酸化戦士」と言えるでしょう。テトラヘキシルデカン酸アスコルビルの浸透性とセレブロシドのバリア機能強化が、未来の肌老化を静かに食い止めます。ただし、即効性を求める人には物足りず。朝ケアでUV対策を補強する〈予防型〉使いが賢明です。
おすすめ度:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。