ナプラ リフレッシュ スキャルプ シャンプーの解析結果

残念ながら安物

清涼感が強いメントールシャンプー。

クール感というのは、すなわちメントールの配合量が多いか少ないかの違いがほとんどなのでそれ以外の部分の品質の差が注目点といえます。

そういう意味では、実に期待はずれな内容ともいえるでしょう。

洗浄剤がまず安っぽい

(C12,13)パレス-3硫酸Naというベース洗浄剤は、ラウレス硫酸ナトリウムとほとんど同じような性格です。

強い洗浄力で、浸透こそしないものの皮膚表面は一掃されバリア機能を低下させます。

そのかわり、ラウレス硫酸ナトリウムよりも使用感はクリーミーで、意外と脱脂力を感じなかったりします。

大まかには、この洗浄剤と、植物エキスの添加、というのが全体像のシャンプーとなりますので、安物感は否めない感じがしますね。

炭酸水素Naの添加あたりにも、実際は洗浄剤の性格以上に脱脂力が強い可能性があります。

アルカリ剤というのは基本洗浄力を強くさせ、皮膚へのデメリットを増幅させる傾向にあります。

ハッカ油を含めた植物エキスの数々は、それ自体のスキンケア効果は良いものですが、この洗浄剤の中に含まれる、という視点で見ると効果は期待できません。

あまりにも洗浄剤による皮膚への負担が大きいためです。

値段以上に安っぽい感じが否めないクール系シャンプー、これは相当に皮脂が多いとか、汚れの対象が多い、落としにくい場合に限って使えるタイプのシャンプーというべきでしょう。