総合点
0.04総合ランク
2911個中 2857位成分数
79植物エキスの数
3コスパ
0安全性
0素材の品質
0洗浄剤の品質
0洗浄力
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
4注意が必要な素材
0メーカー
新日本製薬ブランド名
PERFECT容量
400ml参考価格
2640円1mlあたり
6.6円JANコード
4512274011843KaisekiID
7503全成分
オールインシャンプーの中でも悪い例になるであろうシャンプーです。
オールインワンといえばなんとなく聞こえはいいですよね。シャンプーもトリートメントも同時にできればそれに越したことはないように思います。
ただ,単純に洗浄剤と柔軟剤は全く正反対の性質を持っていて、2つを混ぜてしまえばお互いの性質を消してしまうということに繋がります。
そのため、オールインワン、リンスインシャンプーと表現しながらも実際はあの手この手でオールインワンぽい感じにしている、というのが実際のところなわけです。
本当にシャンプーとトリートメントを一つにしてしまったら、洗えない、泡立たない、蓄積する石鹸カスみたいなものがくっつく、肌に刺激など、あまり良いことはないのです。
このシャンプーに関しては,残念ながら悪い方のオールインワンで、あまりクオリティの高さを期待することはできません。
単純に言いますと、ココイルメチルタウリンナトリウムをベースとした洗浄剤群と、ベヘントリモニウムクロリド、ジステアリルジモニウムクロリドなどのカチオン界面活性剤がまともに一緒くたにされているのがわかりますね。
ラウレス硫酸ナトリウムを添加しているのも、なんとなくその理由は透けて見えそうです。
ものすごく成分量が多い全成分表ですが、その実、ごちゃ混ぜにしただけという内容なわけですね。
処方のレベルの高さなどを感じることは全くできず,ただただアレとコレを混ぜ合わせたというだけの豪快な盛り付け、男の料理、よくわかりませんがそんなところです。
1つ1つの素材を見ると、ココイル加水分解コラーゲンKだったり、ペリセアだったり、コーヒー種子エキスなど質の高いものも含まれるのですが、種類が多すぎて1つの濃度は限りなく低いのは自明。
濃度が低ければ効果も期待が薄まってしまいます。さらに、単に洗浄剤と柔軟剤を混ぜ合わせて投入したような作りですので、相応のデメリットの方が表立って体感してしまうのではないかと心配になります。
まず真っ先に犠牲になるのが泡立ち、泡質で、カチオン界面活性剤やシリコンなどは消泡剤として使われるくらいですから、泡にとっては何とも困難な環境です。
もともと頼りないレベルの洗浄力も、カチオン界面活性剤の配合によりさらに洗浄力が失われ、もはやシャンプーとして機能するかどうかも疑わしいレベル。
大雑把すぎる処方のために,より多くの添加剤を必要とし, 結果的にその添加剤が安全面に不安を与えるという悪循環。
何かよくわかってない人に色々な良い素材を紹介したら全部混ぜてしまおうという話になってしまった、みたいなシャンプーです。
こんな作り方で良いシャンプーができるならみんながそうしているでしょうに、そうしない理由は、混ぜたら危険、混ぜたらヤバいという成分同士の相性があるからですね。
そういうの一切無視して作ってる感じですよ。
結果的に、一時期出たようなクリームシャンプーのようなものにしかならないと思うのですが、あれって脱毛被害を歴史的なレベルで起こした処方ですからね。
そっち方面に処方してしまうのは、そろそろヤバいってことに気づかれたほうが良いかと存じますけど、いかがなものでしょうか。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。