解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
スクイズコーポレーションブランド名
スクイズマジック容量
500ml参考価格
1980円1mlあたり
4円JANコード
4547087100378KaisekiID
7873全成分
植物エキスがとにかくたっぷり。
全成分表のほとんどが植物エキス。
ただし、髪には植物エキスがほとんど役に立っていない。
頭皮・肌に対してはメリットがあるが、ベースが4級カチオン界面活性剤なので肌荒れを強烈に引き起こす。
ゆえに肌に塗ることはできない。
スクイズマジックはスクイズコーポレーション社製の製品です。
この会社は日用品から食料品までスポット特価商材を扱う株式会社プロスパの関連企業ということですね。
オリジナルの製品開発を行っている会社のようです。
スクイズマジックブランドの方向性としては、明らかに植物エキスの存在を全面に押し出すというものであると見られます。
植物エキス自体は悪くないのですが、肝心なことは髪に塗ってもあまり意味がないということです。
スキンケア用として、肌に塗ることでそれぞれの(例えば抗酸化作用や抗炎症作用などの)効果が発揮されるから役に立つわけであって、髪にそれらの効果を期待しても無駄ですね。
髪自体は死んだ細胞の集まりですので。
しかし、コンディショナーとしては一般的でもあるのですがベントリモニウムクロリド(カチオン界面活性剤)がベースにあることでこれを肌に塗ったとしたら深刻な副作用の影響を受けてしまいます。
例えば、禿げるとか強力な肌荒れを引き起こしといた問題ですね。
カチオン界面活性剤自体は脱毛剤にも使われるくらいですから、こういった出来事が起きるてもなんら不思議ではないのです。
なので、一般的なコンディショナーと同様、髪にだけ塗って使うべき製品なのですが、そうすると数々の植物エキスの意味の大半がなくなることを意味します。
非常に数多く配合されている植物エキスの数々ですが、これらの多くは髪にとってはあまり役に立たない存在。
仮に、これらの成分を除外して骨格の部分だけで効果を判断してみると、極めて特別なことが何もない、100円均一にあっても不思議ではないレベルのコンディショナーの出来上がり、となるわけです。
もちろん、ホホバ油やバオバブ油、マカデミアナッツ油のように髪に滑りやツヤを与える効果を否定するわけではありませんが、もっとコストが安く高い効果を得られる素材がいくらでもある、という現実を照らし合わせると植物エキスだからバンザイ、というわけにはいかないと思います。
それに、植物エキスをたくさん使っている=肌に優しいというような誤ったイメージを与えてしまう結果にもなりかねません。
実際、このコンディショナーはシンプルに肌に悪いです。
結論としては、コンディショナーとしての能力が単純に低い。
かかるコストに対してえられるメリットが低いので、シンプルにおすすめしたいという気持ちにはなりません。
また、植物エキスが好きであるという方にとっても、植物エキス満載で肌に優しいというわけでもないので、実に中途半端な製品と言っても過言ではないのかなという印象です。
植物エキスのイメージそのままに、あからさまに肌に優しい処方にするとか、そうでないのならばヘアケア能力をもっと向上させる処方にするとか、中途半端感のない製品作りであればもっと良かったかなという印象も受けますね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。