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DO−Sシャンプー

場末のパーマ屋

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DO−Sシャンプーの格付け

★★
☆☆☆

皮膚刺激/薄毛リスク
★★★★
しっとり感:X
さらさら感:X
ダメージ補修力:X
健康毛適性:X
敏感肌適性:X
さっぱり感:〇
コシを出す感:X
ボリュームを抑える感:X
1mlあたり7円
(DO−Sシャンプー)500ml/3570円

DO−Sシャンプーの解析結果

この製品の開発者は美容師さんのようですが、
彼のブログでは解析ドットコムを少なからず意識していただいているようです。

要約すると、
「成分しか見ていないヤツに何がわかる?
現場で実際に使ってなければわからないだろ?
それに、実は化学にも詳しいんだよ?」

ということを言いたいんだと思います。

しかし、どうやら相当ひねくれ者のようでして、悪態を吐き回したあとに、

悪者に思われたくないのか、斜に構えながら化学に詳しいんだよ的な説明を始めています。

いくつかブログの文章を読みましたが、ほとんどそんな感じですね。

お言葉ではございますが、私も"現場の人間"。美容師もやってますし、
およそ一般の方では考えられないほどの製品を毎月使用しています。

ただ、「使ってみなければわからない」というのは勉強していない方の言い訳に聞こえます。

このシャンプー1つとっても、あの方の知識がどのレベルなのかが透けて見えます。

それでは、解析を始めましょう。

この製品に関して、「シリコンやポリマーなどの被膜を落とすことのみ考えました。」

とあります。

しかし、例えばシリコンに関して言えば「水にも油にも溶けにくい難溶性成分」であり、

(C11-15)パレス-3硫酸Naのような皮脂や泥のような汚れを落とすのが得意な洗浄剤では必ずしも適役ではありません。

まして、ココアンホ酢酸Naという両性界面活性剤の方が配合が多いのですから、

洗浄力はやや抑えられ、刺激性のクッション役となって幾分マイルドに処方されています。

つまり、このシャンプーはシリコン用というよりは、皮脂やほこり、泥を落とすレベルの製品。

化粧品のクレンジングのようなシリコン系を落とすのが得意な非イオン界面活性剤など1つもありませんし、

説明とはだいぶ内容が食い違っているようです。

「ゴシゴシ」「キュッキュ」となるまで流してください、「泡だったまましばらく置いてください」と説明にあることから、

しつこく擦ったり、すすぎ続けたりといった物理的な力でシリコンを除去しようと考えているフシがあります。

髪同士を強く擦るのも、泡だったまましばらく置いておくことも、キュッキュとなるまで濯ぐこともダメージを余分に与え、

頭皮から肌バリヤ成分を奪う行為に他なりません。

もう一点、
「頭皮・毛髪を洗浄する事のみを考えた」「素髪にするためにゴシゴシと」と、
徹底的に洗うことだけしか考えず手触りはどうでもいい、とブログで言っておきながら、
ホホバ油、ココイルグルタミン酸TEA、ナイアシンアミド、ポリクオタニウム-10の配合はどう説明されるのでしょうか。

ホホバ油は洗浄後も髪に残って"皮膜"を作り、保湿作用をもたらすワックス成分ですし、
ポリクオタニウム-10も同様にセルロースの皮膜形成剤
どうやら違う目的もあるようですね。

ナイアシンアミドはビタミンB3ですが、水溶性のビタミンですので、このまま肌に浸透するようには思えません。
すすぎでお湯と一緒にサヨウナラでしょう。

ココイルグルタミン酸TEAは洗浄だけ考えるなら不的確なしっとり系洗浄剤かと。
このシャンプーの処方では、ココイルグルタミン酸TEAは粘度低下もやや目的としている可能性はありますが

いずれにせよ、「洗えればいい」という趣旨に反するのではないでしょうか。

ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、グリセリンは共に保湿作用がありますが、
主に液状を透明に調整している役割かと思います。


解析ついでにもう一つ指摘させてください。
ブログにしろ、ショップにしろ、この製品の全成分を紹介している際の誤字脱字がひどすぎます。

ある程度でも知識があれば、ものすごく違和感を感じるような間違いが頻出しすぎです。

この辺からも、彼は実のところ香粧品化学についてはド素人なのではないか、と筆者は推測します。

DO-S とは、そういう意味も内包されている・・・とはおもいませんが、 
総合するとやはりシリコンなどを落とすことについて勘違いしている向きがありますので、
どうか正しい知識を身につけた上で、悪態をつきながら宣伝をしてほしいと思います。
やや読むのが苦痛になるほど幼稚な表現で、かつ思ったほど詳しくない方でしたので、
ちょいキビ解析になってしまいましたが、
本来シリコンを落としたいだけなら非イオン界面活性剤を中心にして肌に優しく、速やかにできますので、
ちょっと知っておいてくださいね。

例えば、デミ ヘアシーズンズクレンジングリキッドという商品がありますが、
これは間違いなくシリコン除去できる製品です。

難溶性シリコンの乳化も得意な非イオン界面活性剤が上位に配合されています。
非イオン界面活性剤で浮かせて、(陰イオン=マイナスイオン界面活性剤)ラウレス硫酸Naで洗いながす、という製品ですね。
それと比べると、DO-Sシャンプーとの違いが鮮明になってくるかと思います。

ある程度年齢がいった美容師の中に、彼のような横柄な態度の方が多いのは嘆かわしいことです。

あの文章を読んで、誤字脱字だらけの成分名で、中身と説明がズレズレで、

自分だったら

ちょっとここの製品を買うのには躊躇してしまいます。


DO−Sシャンプーの宣伝文,商品説明:

頭皮、毛髪を洗浄する事のみ考えたシャンプー。

パーマやカラーの悪い成分を落とす事やシリコンやポリマーなどの皮膜を落とす事のみ考えました。
前バージョンのテクナールより、乳化作用に少しだけこだわりました。
匂いもライム系で、ごく普通です。
シャンプーの使い方は、はじめは2度洗いからです。
汚れ、皮膜の付いている方は1度目は泡も立ちにくいと思います。
その時はゴシゴシとせずにサッと流してください。
2度目もそうです。
泡立ちが良くなるまで続けてください。
泡立ちが良くなったらやさしく洗い、泡が付いたまま、しばらく時間をおいてください。
皮膜等を落としやすくしてくれます。
そしてお流しは、しっかりキュッキュとするまで流してください。
素髪にするのが重要です。
はじめは絡まることもあると思いますが、ここまで流さないとまた髪に皮膜が乗ったままになってしまいます。
ギシギシになっても心配しないでください。
しっかり染み込むトリートメントがありますので。

DO−Sシャンプーの全成分:

水、ココアンホ酢酸Na、(C11−15)パレス−3硫酸Na、コカミドDEA、 グリセリン、ココイルグルタミン酸TEA、ホホバ種子油、ステアリン酸グリコール、 グリチルリチン酸2K、ナイアシンアミド、ポリクオタニウム−10、 ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、 安息香酸Na、香料

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