シャンプー解析ドットコム

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DO-Sヘアクリーム

場末のパーマ屋

DO-Sヘアクリーム トリートメント解析ドットコム

DO-Sヘアクリームの格付け

☆☆☆☆

コーティング力:X
保水性:X
ダメージ補修力: X
まとまり力:X
1mlあたり約11円
(DO-Sヘアクリーム)200ml/2310円

DO-Sヘアクリームの解析結果

アウトバス専用=洗い流さないトリートメントとのことですが、
そこで問題となるのが「ヒノキチオール」=殺菌剤、
ベヘントリモニウムクロリド=カチオン界面活性剤、
ステアルトリモニウムクロリド=カチオン界面活性剤
です。
ヒノキチオールは同じ殺菌成分「ジンクピリチオン」の18倍以上の殺菌性を持ち、
非常に刺激性が目立つ成分ですのでアウトバスに配合というのは異例です。

カチオン界面活性剤に至っては、タンパク質に吸着し、変性作用によって殺菌効果をもたらすことから
非常に肌刺激性の強い成分といえます。

こんなものを下にあるような軽いノリで「マニアック」と自己陶酔しながら配合して売ってしまうのですから、
美容師というのは恐ろしい商売です。

「現場主義の美容師的ラインナップ」・・・私も美容師の1人として言わしてもらえば、
こんなもの現場でも市販でもおすすめできません。

さて、

中身はというと・・
グリセリン、ヒアルロン酸の保湿作用、オリーブ、ホホバは浸透性のある保湿作用。

セタノールはクリーム基剤。
スクワランも肌バリヤ成分。
デキストラン(糖)は保湿、セテアルグルコシドは乳化剤。

前述のカチオン界面活性剤とヒノキチオールが続いて、
アスコルビン酸=ビタミンCですが、これはアルカリ性でなければ分解してしまいます。

ということは、この製品がアルカリ性であるか、弱酸性ならば分解しているビタミンCが入っていることになりますね。

全体的にも、非常に工夫のない100円均一レベルの成分しか登場しない製品で、
シンプルな上に刺激性が高いという、ドSとも読めるこの製品の性格をよく表した内容となっています。

ふと思ったのですが、もう本当に成分に詳しくない方なのか、
それとも、知っててあえて刺激性の高いものを作って売っている・・どちらかしか考えられないような気がします。

ヘアクリームなら髪だけなのだから、刺激性があっても平気だろう、と言われそうですが、
私も肌が弱いので、この手の製品をつけると耳や顔、髪の長い人なら方や背中に
こういった刺激性の成分が触れ、肌荒れになることが実体験としてあります。

そういった意味でも、ほのかな保湿性しかなく、刺激性はてんこもりのヘアクリームを薦める理由など1つもありません。
同じ美容師として、このような低級なものを薦める人も尊敬しません。
少しの勉強で、こういったものが肌にリスクがあることは理解できます。
開発者の方がどの程度有名な方なのか知りませんが、
鵜呑みにせずに、それぞれがしっかりと学び、それを「現場」に活かしてほしいところです。

DO-Sヘアクリームの商品説明、

コイツは DO-Sトリートメントの アウトバス専用です。
多少 肌についても 刺激が少ない仕様になっております。
しか〜し 肌に良いとかじゃ ないんで ご了承ください。
DO-Sトリで ダメだった人も これならOKな場合もあるんじゃないかと思っております。
ま 必要ない人は 特に 使わなくてもOKです(笑)
DO-Sトリより 少ししっとり系なんで 量は少な目でいいんじゃないっすか!?
DO-Sシリーズは あくまで 現場主義の美容師的ラインナップ!
マニアックです・・・
DO-Sトリートメントをベースに
アウトバスで使用を考え
油分を増やすなら DO−Sオイル
普通は この DO-Sヘアクリームっちゅ〜感じです。

DO-Sヘアクリームの全成分

水、グリセリン、セタノール、ホホバ種子油、オリーブ油、スクワラン、DNA-K、 セテアリルアルコール、ステアリン酸グリセリル、ヒアルロン酸Na、デキストラン、 チャ葉エキス、ヒノキチオール、セテアリルグルコシド、トコフェノール、 ベヘントリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、アスコルビン酸、 クエン酸、エタノール、イソプロパノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料