| 成分名 | ヒシチジンHCI |
| 医薬部外品名 | 塩酸L-ヒスチジン |
| 慣用名・別名 | L-ヒスチジン塩酸塩、HClヒスチジン |
| INCI名 | Histidine HCl |
| 化学式 | C6H10ClN3O2 |
| 分子量 | 209.63 Da |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜2% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.0 |
| EWGスコア | 1/10 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ヒスチジンHClは、必須アミノ酸であるL-ヒスチジンを塩酸塩化することで安定性と水溶性を高めた誘導体。体内ではヒスタミンの前駆体としても知られ、免疫・神経伝達にも関与する多機能アミノ酸だ。
化粧品・ヘアケアにおける主な役割は保湿とヘアコンディショニングの2軸。皮膚においては角質層のNMF(天然保湿因子)を構成するアミノ酸の一種として、角層水分量の維持に貢献する。NMFはいわば肌の「内側からの水分タンク」であり、ヒスチジンはそのタンクを満たす成分のひとつとして機能する。
毛髪においては、ダメージによって毛髪の細胞間脂質(CMC)からL-アルギニンおよびL-ヒスチジンが優先的に流出することが研究で示されており、これを補充することでパサつきの抑制・毛髪構造の部分的な回復が期待できる。シャンプー・トリートメントへの配合例が多く、特にダメージヘアケア製品との相性が良い。
類似成分との比較では、同じNMF構成アミノ酸であるセリンやグリシンと比較して、ヒスチジンはイミダゾール基を側鎖に持つ塩基性アミノ酸という点でユニーク。緩衝作用を持ち、製品のpH安定化にも間接的に寄与する可能性がある。また医薬・食品分野では栄養補給・点滴製剤にも広く用いられており、その安全性は高く評価されている。
安全性は非常に高く、皮膚刺激・感作性のリスクはほぼ問題にならないレベル。EWGスコアも低く、敏感肌向け処方にも使用可能。ただし単独での保湿・補修効果は限定的であり、ヒアルロン酸・アルギニン・セラミド類との組み合わせでより高いシナジーが期待できる。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)