| 成分名 | ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル |
| INCI名 | Stearyl Behendimonium Ethylphosphate |
| 化学式 | C₄₀H₈₄NO₄P(推定) |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜3% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルは、ホスホリルコリン類似の両性基(リン酸エステル基)とベヘニル(C22)アルキル鎖をあわせもつジェミニ型カチオン界面活性剤です。ジェミニ構造とは、2本の親水基と2本の親油基をスペーサーで連結した特殊な分子設計であり、通常の単鎖カチオン活性剤に比べて臨界ミセル濃度(CMC)が極めて低く、少量でも高い界面活性能を示します。
この自己会合性の高さにより、毛髪や皮膚上でラメラ液晶類似の二分子膜構造を形成します。この膜が毛髪キューティクルを保護し、繰り返しのダメージを受けた髪でも滑らかな触感と光沢を回復させます。また、膜形成による皮膜効果が水分蒸散の抑制(バリア機能)に寄与し、持続性のある保湿効果をもたらします。
リン酸コリン類似構造はヒト細胞膜リン脂質の主要成分であるホスファチジルコリンと類似しており、生体親和性が高く、一般的なジアルキル型または一般カチオン活性剤(ステアルトリモニウムクロリド等)と比較して細胞毒性が低いとされています。頭皮への残留刺激が少ない点も特徴です。
さらに、ヒアルロン酸産生促進やコラーゲン・エラスチン生成サポートへの関与も示唆されており、肌のハリ・弾力維持や抗老化的側面も期待されます。紫外線によるDNA損傷・炎症抑制の可能性も報告されており、エイジングケア成分としての側面もあります。主にコンディショナー、トリートメント、スカルプケア製品など6製品程度への配合実績が確認されています。配合量は微量でも効果を発揮しやすく、環境負荷も比較的低い成分です。
6件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)