Ingredient Analysis

ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル

カチオン界面活性剤 6件の商品に配合 ID: 10551
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+30

安全性
+20

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル
INCI名Stearyl Behendimonium Ethylphosphate
化学式C₄₀H₈₄NO₄P(推定)
由来半合成
推奨配合濃度1〜3%
適正pH域4.5〜7.0
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +40
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ホスホリルコリン類似基をもつジアルキルタイプのジェミニ型カチオン界面活性剤。優れた自己会合性により皮膚・毛髪上でラメラ類似膜を形成し、潤滑性・保護効果・保湿作用を付与する。通常のカチオン活性剤と比べ刺激が低く、安全性に優れる。コンディショナー・トリートメント製品に用いられる。

ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルの解析

ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルは、ホスホリルコリン類似の両性基(リン酸エステル基)とベヘニル(C22)アルキル鎖をあわせもつジェミニ型カチオン界面活性剤です。ジェミニ構造とは、2本の親水基と2本の親油基をスペーサーで連結した特殊な分子設計であり、通常の単鎖カチオン活性剤に比べて臨界ミセル濃度(CMC)が極めて低く、少量でも高い界面活性能を示します。

この自己会合性の高さにより、毛髪や皮膚上でラメラ液晶類似の二分子膜構造を形成します。この膜が毛髪キューティクルを保護し、繰り返しのダメージを受けた髪でも滑らかな触感と光沢を回復させます。また、膜形成による皮膜効果が水分蒸散の抑制(バリア機能)に寄与し、持続性のある保湿効果をもたらします。

リン酸コリン類似構造はヒト細胞膜リン脂質の主要成分であるホスファチジルコリンと類似しており、生体親和性が高く、一般的なジアルキル型または一般カチオン活性剤(ステアルトリモニウムクロリド等)と比較して細胞毒性が低いとされています。頭皮への残留刺激が少ない点も特徴です。

さらに、ヒアルロン酸産生促進やコラーゲン・エラスチン生成サポートへの関与も示唆されており、肌のハリ・弾力維持や抗老化的側面も期待されます。紫外線によるDNA損傷・炎症抑制の可能性も報告されており、エイジングケア成分としての側面もあります。主にコンディショナー、トリートメント、スカルプケア製品など6製品程度への配合実績が確認されています。配合量は微量でも効果を発揮しやすく、環境負荷も比較的低い成分です。

相性の良い成分

セラミド 植物油 パンテノール

相性の悪い成分・混合注意

アニオン界面活性剤