Ingredient Analysis

ヤシ油脂肪酸アシルDL-アラニンTEA液

アニオン界面活性剤 6件の商品に配合 ID: 11817
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+30

安全性
+20

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名ヤシ油脂肪酸アシルDL-アラニンTEA液
医薬部外品名N-ヤシ油脂肪酸アシル-DL-アラニントリエタノールアミン液
慣用名・別名ラウロイルアラニンTEA、ココイルアラニンTEA
INCI名TEA-COCOYL ALANINATE
化学式C12脂肪酸-DL-アラニン縮合物のTEA塩(水溶液)
由来半合成
推奨配合濃度2〜10%
適正pH域3.5〜6.5
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
ヤシ油脂肪酸アシルDL-アラニンTEA液の分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸とアミノ酸のアラニンから合成されたアニオン界面活性剤(アシルアミノ酸型)。弱酸性下で優れた洗浄力と泡立ちを発揮し、アミノ酸系洗浄剤のなかでは洗浄力が高めでさっぱりした仕上がりが特徴。カチオン化ポリマーとの相乗効果でコンディショニング効果も高い。

ヤシ油脂肪酸アシルDL-アラニンTEA液の解析

ヤシ油脂肪酸アシルDL-アラニンTEA液(TEA-Cocoyl Alaninate)は、ヤシ油由来の脂肪酸(主にラウリン酸)とアミノ酸の一種であるDL-アラニンを縮合させ、トリエタノールアミン(TEA)で中和したアシルアミノ酸型アニオン界面活性剤です。医薬部外品ではN-ヤシ油脂肪酸アシル-DL-アラニントリエタノールアミン液として規格化されており、シャンプーや洗顔料に広く配合されています。

洗浄特性として、弱酸性〜中性域で安定した洗浄力と泡立ちを発揮し、硬水環境でも性能が落ちにくいという優位性があります。アミノ酸系洗浄剤のなかでは洗浄力がやや高めで、さっぱりとした仕上がりを好む日本人の嗜好に合っています。単体での起泡力はやや控えめですが、両性界面活性剤との組み合わせで優れた増粘・起泡作用を示すため、処方設計の自由度が高い素材です。また透明製剤を作りやすい特性も持ち、クリアシャンプーなどに多用されます。

コンディショニング効果も特筆すべき点で、カチオン化ポリマー(グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド等)と組み合わせることで顕著な潤滑性付与が可能です。これにより洗い流し時や乾燥後の指通りが向上します。

安全性については、アニオン界面活性剤のなかでは皮膚刺激性が低い部類に属し、乾燥肌・敏感肌でも比較的使いやすいとされます。ただし粘膜への刺激はゼロではなく、他の高脱脂力成分と組み合わせたり弱アルカリ性処方にすることで刺激が増す点には注意が必要です。ヤシ油由来成分であるため、ヤシ・ヤシ油アレルギーのある方はパッチテストを推奨します。

環境面では植物由来の天然原料から合成されており、生分解性は比較的良好ですが、TEA塩を用いているためナトリウム塩(Na塩)型と比べると環境負荷がやや高い場合があります。全体としては洗浄力・使用感・安全性のバランスが優れたアミノ酸系洗浄剤の一つです。

相性の良い成分

カチオン化ポリマー ヘアコンディショニング成分

相性の悪い成分・混合注意

強酸性成分 高pH洗浄成分