| 成分名 | クオタニウム‐91 |
| 慣用名・別名 | クオタニウム-91 |
| INCI名 | Quaternium-91 |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.0 |
| EWGスコア | 4/10 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
クオタニウム-91は、植物由来を起源とする第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤のひとつ。化粧品成分表示名称リスト(2003年)にも収載された正式な化粧品成分で、主にヘアコンディショナー・トリートメント・洗い流さないアウトバスケアに配合される。
作用の本質は静電吸着にある。毛髪の主成分であるケラチンは等電点以上のpH域ではアニオン(負電荷)性を示す。クオタニウム-91の持つカチオン(正電荷)がこの表面電荷に引き寄せられ、毛髪をラップするように均一な被膜を形成する。この被膜が「油分の吸着促進」という特有の機能を発揮し、毛髪に油脂成分を効率よく定着させる。いわば「のり付け+オイル定着剤」の二役を担う成分だ。
類似のカチオン界面活性剤であるセトリモニウムクロリドやベヘントリモニウムクロリドと比べると、より油脂との親和性が高い点が特徴。一般的なカチオン剤が「コーティング膜を作る」のに対し、クオタニウム-91は「コーティング+油分担持」の複合機能を持つと考えられ、しっとり感・柔軟性の付与に優れる。植物由来であるため、合成四級アンモニウム塩と比べて頭皮への刺激が相対的に低いとされるが、カチオン性に由来する潜在的な細胞毒性・環境負荷(生分解性の低さ)は他のカチオン剤と共通して考慮が必要。
使用感の観点では、高い潤滑性と柔軟性が最大の訴求点。コーティング被膜が形成されることで指通りが滑らかになり、乾燥後も静電気の発生が抑制されるため、広がりやすい髪・カラーダメージ毛への配合に特に適している。配合量は少量でも十分な効果が得られるため、仕上がりへの寄与率は高い。
3件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)