Ingredient Analysis

クオタニウム‐91

カチオン界面活性剤 3件の商品に配合 ID: 13343
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+20

安全性
+20

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名クオタニウム‐91
慣用名・別名クオタニウム-91
INCI名Quaternium-91
由来植物性
推奨配合濃度1〜5%
適正pH域3.5〜7.0
EWGスコア4/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +20
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +40
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

植物由来の第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤。正電荷を帯びた分子が負に帯電した毛髪表面に静電引力で強く吸着し、油分を取り込みながら毛髪を均一にコーティングする。これにより摩擦係数を下げてなめらかな指通りと柔軟性を付与。帯電防止作用も持ち、静電気によるパサつきや絡まりを低減。ヘアコンディショナー・トリートメントに広く配合される高機能成分。

クオタニウム‐91の解析

クオタニウム-91は、植物由来を起源とする第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤のひとつ。化粧品成分表示名称リスト(2003年)にも収載された正式な化粧品成分で、主にヘアコンディショナー・トリートメント・洗い流さないアウトバスケアに配合される。

作用の本質は静電吸着にある。毛髪の主成分であるケラチンは等電点以上のpH域ではアニオン(負電荷)性を示す。クオタニウム-91の持つカチオン(正電荷)がこの表面電荷に引き寄せられ、毛髪をラップするように均一な被膜を形成する。この被膜が「油分の吸着促進」という特有の機能を発揮し、毛髪に油脂成分を効率よく定着させる。いわば「のり付け+オイル定着剤」の二役を担う成分だ。

類似のカチオン界面活性剤であるセトリモニウムクロリドベヘントリモニウムクロリドと比べると、より油脂との親和性が高い点が特徴。一般的なカチオン剤が「コーティング膜を作る」のに対し、クオタニウム-91は「コーティング+油分担持」の複合機能を持つと考えられ、しっとり感・柔軟性の付与に優れる。植物由来であるため、合成四級アンモニウム塩と比べて頭皮への刺激が相対的に低いとされるが、カチオン性に由来する潜在的な細胞毒性・環境負荷(生分解性の低さ)は他のカチオン剤と共通して考慮が必要。

使用感の観点では、高い潤滑性と柔軟性が最大の訴求点。コーティング被膜が形成されることで指通りが滑らかになり、乾燥後も静電気の発生が抑制されるため、広がりやすい髪・カラーダメージ毛への配合に特に適している。配合量は少量でも十分な効果が得られるため、仕上がりへの寄与率は高い。

相性の良い成分

シリコーン セラミド パンテノール

相性の悪い成分・混合注意

強アニオン界面活性剤 高濃度アルコール