| 成分名 | セチルビリジニウムクロリド |
| 医薬部外品名 | 塩化セチルピリジニウム |
| 慣用名・別名 | CPC |
| INCI名 | Cetylpyridinium Chloride |
| 化学式 | C21H38ClN |
| 分子量 | 339.91 Da |
| 由来 | 合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.01〜0.1% |
| 適正pH域 | 3.5〜8.0 |
| EWGスコア | 6/10 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 医薬部外品承認成分 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | カチオン界面活性剤 |
セチルピリジニウムクロリド(CPC)は、ピリジン環に炭素数16のセチル鎖を結合した第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で、殺菌消毒剤として古くから医薬・医薬部外品に広く用いられてきた。グラム陽性菌・陰性菌に対して効果的な抗菌スペクトルを持ち、ウイルスや真菌に対しても一定の効果が認められる。
化粧品・医薬部外品の分野では、薬用シャンプー・リンス・育毛剤・染毛剤・パーマ剤などに配合が認められており、配合上限は用途によって異なり(育毛剤・その他薬用化粧品で1%、薬用石鹸・シャンプー・染毛剤・パーマ剤で5%)、表示指定成分として全成分表示が義務付けられている。
ヘアケア製品への配合目的は主に殺菌・防腐だが、カチオン性の電荷によって負に帯電した毛髪表面に吸着し、静電気防止・指通り改善のコンディショニング効果も副次的に発揮する。ただし、コンディショニング性能はベヘントリモニウムクロリドなどの長鎖アルキル型カチオンと比較すると低く、殺菌用途が主目的となる。
安全性については懸念点がある。EWG評価は6(中〜高リスク)で、皮膚・粘膜刺激性、眼刺激性、アレルギー誘発リスクが指摘されている。EUでは配合濃度規制がより厳しく設けられており(洗い流し用2.5%以下、ノンリンス0.5〜1%以下)、構造類似の第四級アンモニウム塩(ベンザルコニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリドなど)との交差アレルギーが生じやすいことも報告されている。頭皮への直接塗布用途では特に注意が必要であり、敏感肌・アレルギー体質の方への配慮が求められる成分である。
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