| 成分名 | 塩化鉄 |
| INCI名 | Ferric Chloride |
| 化学式 | FeCl₃(塩化第二鉄)/ FeCl₂(塩化第一鉄) |
| 分子量 | 270.3 Da(FeCl₃), 126.75 Da(FeC |
| 由来 | 鉱物 |
| 推奨配合濃度 | 0.001〜0.01% |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | 成分 |
塩化鉄とは、鉄(Fe)と塩素(Cl)からなる無機塩で、主に塩化第一鉄(FeCl₂)と塩化第二鉄(FeCl₃)の2種類が存在します。化粧品・ヘアケア分野では一般的な配合成分ではなく、工業用途(金属のエッチング処理、廃水処理の凝集剤など)での使用が主体です。
ヘアケア製品においては、ヘマチンやケラチンなどの毛髪補修成分と鉄イオンが相互作用することで、補修効果を補助する可能性が理論的に示唆されています。また、染毛分野ではタンニンとの反応によって黒色を生じる媒染剤的な役割を担う場合があります。
安全性面では注意が必要です。塩化第二鉄(FeCl₃)は水溶液が強い酸性を示し、皮膚や粘膜への刺激性が報告されています。化粧品への配合に際しては濃度管理が不可欠であり、高濃度では皮膚炎・染色・酸化障害を引き起こすリスクがあります。EWGなどの安全性評価機関でも刺激性成分として注意が促されています。
化粧品成分としての配合目的が明確でない場合が多く、製品中に微量含有される場合は不純物・製造由来の混入である可能性もあります。着色目的であれば酸化鉄(Iron Oxides)として安定化・精製された形態の方が安全性・安定性ともに優れており、一般的に採用されています。
2件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)