Ingredient Analysis

N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐アルギニンエチル・DL‐ピロリドンカルボン酸塩

カチオン界面活性剤 5件の商品に配合 ID: 23508
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+40

安全性
+50

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐アルギニンエチル・DL‐ピロリドンカルボン酸塩
慣用名・別名ヤシ油脂肪酸アシルアルギニンエチル・DL-PCA塩
INCI名Cocoyl Arginine Ethyl PCA
化学式C22H42N4O5・C5H7NO3
分子量約431 Da
由来植物性,半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜7.0
EWGスコア2/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 ○ +50
成分の素材品質・配合価値
安全性 ○ +40
肌・頭皮への安全性
補修力 ○ +35
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 ○ +25
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 ○ +50
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 △ +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 ○ +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 ○ +40
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油由来のアミノ酸系カチオン界面活性剤(ココイルアルギニンエチルPCA)。毛髪のダメージ部位に吸着してコンディショニング効果を発揮し、なめらかな仕上がりをもたらす。温和な殺菌・抗菌作用も持ち、生分解性にも優れることから環境負荷が比較的低い先進的素材。

N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐アルギニンエチル・DL‐ピロリドンカルボン酸塩の解析

ココイルアルギニンエチルPCA(N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-アルギニンエチル・DL-ピロリドンカルボン酸塩)は、トウモロコシなど植物由来の糖を原料としたアミノ酸系のカチオン(陽イオン)界面活性剤です。ヤシ油脂肪酸とアルギニンのエチルエステルを結合させた構造を持ち、対イオンとしてDL-ピロリドンカルボン酸(PCA)を使用しています。

カチオン性を持つため、マイナスに帯電した損傷毛髪のタンパク質部位に選択的に吸着し、コンディショニング効果・指通り向上・ツヤ付与に貢献します。リンスやコンディショナー、トリートメント製品に広く配合される成分です。アミノ酸骨格を持つため、従来の塩化ベンザルコニウムなどの強カチオン系界面活性剤と比べて皮膚・粘膜への刺激性が低く、安全性の高さが評価されています。

また、温和な殺菌・抗菌作用を有しており、防腐補助的な役割も果たすことからスキンケア化粧品にも応用されます。さらに、生分解性に優れるためカチオン界面活性剤の中では比較的環境負荷が低い点も特筆すべき特徴です。対イオンのPCAは天然保湿因子(NMF)の構成成分であり、保湿への寄与も期待できます。

カチオン系成分であるため、アニオン界面活性剤と同時配合する際は電気的中和が起きやすく配合設計に注意が必要です。適切な配合量・製剤設計のもとでは、安全性・機能性・環境性のバランスに優れた高品質な成分と評価できます。

相性の良い成分

パンテノール ケラチン シアバター グリセリン

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ成分 高濃度陽イオン界面活性剤