広告を含みます。
オイリー向けということで、洗浄剤こそアミノ酸マイルドな構成ながら浸透性も特徴のクレンジング処方です。
ヤシ油脂肪酸加分解ケラチンK液のようなPPT系の洗浄剤も加えてコンディショニング効果も付与しながら洗うのが特徴です。
ただ、浸透性とアミノ酸・PPT、後述の殺菌作用の強さ、刺激といった要素が絡み合うと肌への負担も自ずと増加するのが困り者
。
オイリー向けの素材としてはユニトリエノールT‐27も配合。
確かに、皮脂が止まらなくてどうにかしてくれ、という方には役立ちそうなシャンプーであるが、
それほど問題のない方にとってはリスクの方がメリットを上回る。
ピロクトンオラミンのような広範な殺菌作用を及ぼす素材は頭皮常在菌にダメージが大きく、
浸透クレンジングのペリセア、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコールあたりの素材が思わぬ肌刺激を誘導しないか。
肌に負担が大きいものであるがゆえに、PPT系の洗浄剤は本来良好な作用をもたらすが、逆に肌に親和性が高いがゆえに炎症を来す可能性も否定できない。
全体としては良いシャンプーのように見える、素材1つ1つは見るべきものがある製品であるが、
様々なアプローチが色々な作用をもたらす内容であることから、様々なリスクを心配するべきシャンプーです。
そのわりに、このシャンプーだからこそ得られる結果にはさほど感銘を受けそうなポイントがないのも特徴だ。
もちろん良い面もあるが、その値段や負うリスクに比較して、内容は十分かどうか、ちょっと足りないかもしれない。