Ingredient Analysis

ピロクトンオラミン

成分 50件の商品に配合 ID: 12703
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+40

安全性
+30

素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名ピロクトンオラミン
医薬部外品名ピロクトンオラミン
慣用名・別名オクトピロックス
INCI名PIROCTONE OLAMINE
化学式C16H30N2O3
分子量273.33 Da
由来半合成
推奨配合濃度0.3〜1%
適正pH域6〜7
EWGスコア4/10
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 医薬部外品承認成分
カテゴリ 成分
ピロクトンオラミンの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +30
成分の素材品質・配合価値
安全性 +40
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +50
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +0
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

環状ヒドロキサム酸誘導体ピロクトンとエタノールアミンの塩。マラセチア菌をはじめ、皮膚糸状菌・酵母・グラム陽性/陰性菌に対して広範な殺菌・抗真菌作用を示す。ジンクピリチオンより高い抗真菌効果を持ち、フケ・かゆみ防止や脂漏性皮膚炎改善に有用。pH6〜7で最も効果的に作用する。

ピロクトンオラミンの解析

ピロクトンオラミン(オクトピロックスとも呼ばれる)は、環状ヒドロキサム酸誘導体であるピロクトンとエタノールアミンが塩を形成した有機化合物で、広スペクトルの抗真菌・殺菌剤として医薬部外品・化粧品に配合される機能性成分である。日本では1984年に薬用シャンプーのフケ防止有効成分として承認され、2009年には化粧品防腐剤として化粧品基準ポジティブリストにも収載された歴史ある成分だ。

最大の特徴はマラセチア菌(Pityrosporum ovale)に対する高い増殖抑制効果で、臨床試験では配合シャンプーの使用によって75%以上の患者でフケが改善されたと報告されている。ジンクピリチオンや二硫化セレンといった代表的な競合成分と比較しても抗真菌効果が高いとされ、頭皮の脂質バランス正常化・炎症軽減・過剰な角質形成の抑制を複合的に発揮する。

一方で安全性の観点からは注意が必要だ。接触皮膚炎のリスクが報告されており、特にアトピー性皮膚炎を持つ患者でパッチテスト陽性例が確認されている。また、殺菌スペクトルが広いゆえに頭皮の正常な常在菌叢まで撹乱するリスクがあり、長期・高濃度使用によって逆にフケや頭皮トラブルが悪化する可能性も示唆される。

EU化粧品規則(Annex V)ではrinse-off製品で最大1.0%、leave-on製品で最大0.5%と使用上限が設定されており、日本では粘膜に使用されない化粧品で100gあたり0.05gまでが許容される。pH6〜7の範囲で最も有効に機能するため、配合製品はこのpH帯に調整されていることが多い。防腐剤としての役割を兼ねるが、刺激性と常在菌バランスへの影響を踏まえ、低濃度での使用と配合設計上の配慮が求められる成分といえる。

相性の良い成分

ジンクピリチオン ケトコナゾール 硫化セレン

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ環境

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