解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
牛乳石鹸ブランド名
バウンシア容量
460ml参考価格
509円1mlあたり
1.1円JANコード
4901525010467ASIN
B0BBTD5KBM発売日
20220825KaisekiID
9913全成分
今日は牛乳石鹸のバウンシア ボディソープ プレミアムモイストという商品についての解析結果をお伝えします。石鹸とシアバターなどのエモリエント素材を組み合わせたボディソープですが、果たしてその実力やいかに?独自の視点で分析していきましょう。
解析の結果、このボディソープの総合ランクは363個中183位、総合点は5点満点中2.14点という評価になりました。素材のレベルは0.3点と低く、洗浄成分の選定にはあまり力を入れていないように見受けられます。一方、口コミの評価点は4.5点と非常に高いですね。果たして、専門家目線での評価と一般ユーザーの評価にこれほどの差が生じるのはなぜでしょうか。
余談ですが、石鹸は古くからある洗浄料ですが、実は強いアルカリ性ゆえに肌や髪に負担をかけてしまうというデメリットがあります。現代では、石鹸よりもマイルドな合成洗浄料が主流となっているんですよ。
このボディソープの洗浄成分を見てみると、ラウレス硫酸Naやラウリン酸K、ミリスチン酸Kといったアルカリ性の高い石鹸成分が使われています。これらは強力な洗浄力と豊かな泡立ちが特徴ですが、必要以上に皮脂を奪ってしまい、乾燥を招きやすいのが難点。優しく洗えるとは言い難いですね。
一方、セラミドやヒアルロン酸、シア脂など保湿成分も配合されています。これらは石鹸のもつ乾燥の欠点を補う役割を担っているのでしょう。ただし、洗浄成分の威力が強すぎると、保湿成分の効果も十分に発揮されないのではないかと懸念されます。
このボディソープのメリットは、何といっても豊かな泡立ちと爽快な洗い心地でしょう。口コミの高評価はそれを裏付けています。石鹸ならではのスッキリとした使用感が好まれているようです。
しかし、デメリットも明確にあります。石鹸由来の洗浄成分が肌にとって過剰に刺激が強く、乾燥を招きやすいのです。特に乾燥肌や敏感肌の方は要注意。ある研究では、健康な肌でさえ石鹸の使用により角層水分量が有意に減少したと報告されています(参考文献:J Cosmet Dermatol. 2007 Mar;6(1):38-44.)。
ここで豆知識をひとつ。カリウム石鹸は一般にソーダ石鹸よりも刺激が強いとされ、敏感肌の人は特に注意が必要だと言われています。このボディソープに使われているラウリン酸K、ミリスチン酸Kはいずれもカリウム石鹸なので、敏感肌の人は念のためパッチテストをしてから使うのがオススメですよ。
みなさん、いかがでしたか?バウンシア ボディソープ プレミアムモイストは、石鹸のもつ洗浄力の高さとそれに伴う乾燥のリスクという、両極端な特徴を持った商品だと言えそうです。「ザ・昭和の石鹸」とでも言うべき懐かしさと、現代的な保湿処方のアンバランスさが印象的でした。
以上の解説のポイントをまとめると、以下のようになります。
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