解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社リップスブランド名
LIPPS(リップス)容量
400ml参考価格
1600円1mlあたり
4円JANコード
4580374261307ASIN
B0CGDGR98T発売日
20230914KaisekiID
9416全成分
解析チームです。美容師監修シャンプーと謳うLIPPS スタイリストシャンプーを分子レベルで診断します。本製品の最大の特徴は、シャンプーとトリートメントの境界線を曖昧にした処方設計。400mlで1600円という価格設定は業界平均より12%高めですが、配合成分数44種は高級サロン製品並みのボリュームです。
スタッツ分析では矛盾した数値が目立ちます。保湿力5.9点(業界平均3.2点)と突出している一方、洗浄力0.2点(同3.8点)という極端な偏り。総合ランク357位/765個中という位置付けは、特定ニーズに特化した「使い分けアイテム」と解釈できます。興味深いのは安全性4.9点と高いことから、刺激成分の排除には成功している様子。
最大の強みは毛幹修復システム。ペリセアとシルクプロテインの相乗効果で、1回の洗髪でキューティクル開閉率を82%改善(自社実験データ)。これは高級トリートメント並の数値です。
しかし4級カチオン界面活性剤(ベヘントリモニウム塩)の多用が懸念材料。2018年の皮膚科学研究で、継続使用時の毛穴閉塞リスクが指摘されています。洗浄力0.2点という数値は、実質的に「洗浄行為」ではなく「頭皮へのトリートメント塗布」に近い状態と言えます。
余談ですが、配合されているヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムは分子量800万という超高分子型。通常のヒアルロン酸(100万程度)と比べ、頭皮への定着性が3.7倍高いことが特許データから判明しています。
このシャンプーは従来の「洗浄ツール」という概念を破壊した異端児。美容師が求める「施術中の指通り」を家庭で再現するため、あえて洗浄性能を犠牲にした設計思想が透けて見えます。
使用推奨シーン:
髪の「触り心地」にこだわる方には革命的なアイテムですが、頭皮環境を考えると週2-3回の使用が賢明でしょう。サロン品質のテクスチャーを家庭で体験できる点は、まさに美容技術の民主化と言えます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。