解析結果

イプサ / IPSA ザ・タイムR デイエッセンススティック

イプサ / IPSA ザ・タイムR デイエッセンススティック
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総合ランク

240個中 170

総合点

2.73
2.73

1mlあたり

368
コスパ
2.5

カテゴリ内順位

72%以内
172位 / 238製品中
上位
イプサ / IPSA ザ・タイムR デイエッセンススティック解析チャート

DATA口コミ・販売データ

Amazon 105499 Amazonランク

SAFETY成分安全性リスク

⚠️

一部の成分に注意が必要です

CMR発がん性の成分が検出されました(1件)

個人差要因皮膚感作性1件・アレルゲン1件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収22件

リスクスコア 4/100 | ! フラグ成分 1 | EWG 21件評価済み
CMR BHT
EWG 3+ BHT(7)、EDTA-2Na(6)、PEG-10ジメチコン(4)、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル(3)、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(3)、ジメチコン(3)、ダイズ種子エキス(3)、トリエチルヘキサノイン(3)、パラフィン(4)、ラベンダー油(4)
リスクスコア
4 / 100
解析安全性値
3.3 / 5
EWG スコア
平均 2.5 最高 7
フラグ成分の詳細(1件)
CMR EU 発がん性・変異原性・生殖毒性
BHT
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUで化粧品への配合が原則禁止されている成分です。検出された場合は特に注意が必要です。EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUが特に懸念する物質として指定しており、長期使用に注意が必要です。EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下の機関による発がん性の国際的な評価です。グループ1は最も懸念度が高い分類です。WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国の独立審査機関による安全性評価です。「Safe as Used」が最も安全な判定です。米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EUで使用禁止(Annex II)または使用条件が制限されている(Annex III)成分を確認できます。EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
スコア1〜2は低懸念。3以上は敏感肌の方は注意。公的機関の分類ではなく、米国NGOの独自評価です。米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。
ENV環境・安全性指標
皮膚感作性
GHS 1B 1件
ラベンダー油
アレルゲン香料
1件検出
ラベンダー油
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
1件検出
BHT
生分解性
59%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
30%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数 23
植物エキス 3
コスパ
2.5
安全性
3.9
素材の品質
2.7
使用感の良さ
3.6
エイジングケア
2.2
ホワイトニング
2.9
保湿効果
3.2
スキンケア力
1.2
環境配慮
1.2
浸透力
1.8
即効性
2.8
持続性
3.3
ツヤ感
2.9
サラサラ感
3.8
優れた素材 0
注意素材 1
サブカテゴリ 総合
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商品説明

イプサ ザ・タイムR デイエッセンススティックe|美容メディアVOCE(ヴォーチェ)多量の水分を集中的に補給することで、スティックを">多量の水分を集中的に補給することで、スティックを"> すべてのバリエーションを見る # イプサザ・タイム…
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ANALYZEDイプサ / IPSA ザ・タイムR デイエッセンススティックの解説

スティック美容液に65%水分を閉じ込める処方、その代償とは

解析チームです。イプサのザ・タイムR デイエッセンススティックは、スティック形態に約65%の水分を封じ込めた日中用美容液。アルコールフリーで携帯性も高く、コンセプト自体は面白いのですが、成分処方を深掘りすると気になる点がいくつか浮かびます。

概要

総合点2.24点は平均3.0点を0.76点下回る水準で、評価の言語化ルール上「要注意」ゾーンに入ります。スコアを項目別に見ると、使用感の3.1点(標準的)が唯一、平均をクリア。一方、配合成分のレベルとエイジングケア力がともに1.9点で最低値、コスパも2.03点と割り切れない水準です。10ml・3,680円という単価設定に対し、処方の中身がそのコストを支えているかどうか、成分面から精査します。

成分構成の特徴はシリコーン系素材の多用です。ジメチコン・ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン・カプリリルメチコン・PEG-10ジメチコン・(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマーと、乳化・感触設計のほぼすべてをシリコーン系が担っています。使用感スコアが唯一平均越えなのはこの処方設計の結果とみられますが、スキンケア性能・保湿力など機能面のスコアは軒並み低水準です。

処方の設計図 ─ 成分28個の役割分類

油剤・ワックス系
8成分
シリコーン乳化剤
4成分
保湿剤
4成分
溶剤・基剤
4成分
植物エキス・香料
3成分
防腐・安定剤
3成分

全体の約50%を油剤・シリコーン乳化剤が占め、処方の重心は「感触設計」にある。

注目成分

ポリクオタニウム-51(リピジュア)

細胞膜の構成成分であるリン脂質の構造を模倣した保湿ポリマー。EWGスコア1、コメドジェニック度0と安全性面での懸念がなく、保水力はヒアルロン酸の約2倍とされています(日油株式会社技術データより)。経皮吸収リスクも0.20と低く抑えられており、長時間の表面保湿には向いた設計です。グリセリン・トレハロースとの三重保湿ネットワークも処方上確認でき、保湿力スコア2.6点に対してポテンシャルは持つ構成です。

トレハロース × グリセリン

トレハロースはきのこ・酵母・昆虫に広く存在する非還元性二糖類(EWGスコア1、生分解性1.00)。乾燥環境下で水分子を捕捉する「乾燥保護」機能があり、東京農工大学らの研究では熱・乾燥ストレスへの細胞保護効果が報告されています。グリセリン(EWGスコア1、医薬部外品承認成分)との組み合わせは相乗効果が確認されており、外気の乾燥にさらされる日中用スキンケアとして理に適った配合です。ただし、この二成分の保湿ポテンシャルを活かしきるには、表面を覆うパラフィン・シリコーン層とのバランス設計が鍵になります。

BHT ─ EWGスコア7・EDC疑い

酸化防止剤として配合されているBHTはEWGスコア7(28成分中で最高値)。動物実験で内分泌かく乱作用(EDC)の疑いが報告されており、CMR分類でも「2」(懸念物質)に指定されています。推奨配合量0.01〜0.1%という微量配合であることは考慮が必要ですが、経皮吸収リスクが0.80と本製品の成分群の中で際立って高い点は見逃せません。EUでは化粧品への配合は現時点で禁止されていませんが、安全性スコア2.7点の主な押し下げ要因の一つです。

ラベンダー油 ─ GHS感作性1B・EUアレルゲン

香り付けと頭皮(肌)への抗炎症作用を目的とした天然精油ですが、主成分のリナロール・酢酸リナリルはEU化粧品規則のアレルゲン表示義務対象。さらにGHS感作性1B(皮膚感作性物質)に分類されており、開封後の酸化進行で過酸化物が生成し接触アレルギーリスクが高まります。生分解性0.85は高水準で環境面は問題なし。ただし敏感肌での継続使用には注意が必要な成分です。

パラフィン ─ コメドジェニック度5(最高値)

配合順の上位5番目に登場する石油由来固形ワックス。スティック形態を成立させる骨格成分ですが、コメドジェニック度は5/5(最高値)。皮膚表面に物理的な閉塞バリアを作るため、毛穴詰まりが気になる肌への長期使用はリスクがあります。EWGスコアは4で、生分解性も0.20と低く環境負荷も残ります。

EWGスコア分布(登録成分21個)

低 1〜2:11成分
中 3〜6:9成分
高 7〜10:1成分(BHT・EWG7) GHS感作性1B:ラベンダー油 EDC疑い:BHT

低スコア成分が過半数を占める一方、安定剤2成分(BHT・EDTA-2Na)が安全性評価全体を引き下げている。

メリデメ

メリット

  • スティック形態でアルコールフリー:携帯時の肌へのピリつきがなく、日中の塗り直しに向いた設計。
  • リピジュア(ポリクオタニウム-51)配合:EWGスコア1・コメドジェニック度0で、保湿機能成分としては処方内トップクラスの安全プロファイル。
  • グリセリン×トレハロース の相乗効果:両成分とも生分解性1.00で環境負荷も低く、保湿成分ペアとしての完成度は高い。
  • 使用感3.1点(唯一の平均越え):多層シリコーン処方によるなめらかなすべりが、塗布感の評価を下支え。

デメリット・注意点

  • BHT(EWG7・EDC疑い):経皮吸収リスク0.80は本製品の全成分中最高値。微量配合でも繰り返し使用時の蓄積性には留意が必要。
  • パラフィン:コメドジェニック度5:スティック構造を維持するための核成分だが、毛穴詰まりが気になる方には向かない。
  • ラベンダー油:GHS感作性1Bアレルゲン:開封後は酸化リスクが高まるため、開封から時間の経ったものの使用には注意を。
  • EDTA-2Na(EWG6・生分解性0.40):環境残留性が高く、環境配慮を重視する方には気になる成分。
  • エイジングケア力・配合成分レベル:ともに1.9点:ペプチド・ビタミンC誘導体・レチノール系など積極的な機能成分がなく、機能訴求には限界がある処方。

まとめ

一言で言うと

「感触設計先行の日中保湿スティック。中身より"塗り心地"に先行投資した処方」

使用感スコアが唯一平均を超える一方、配合成分レベル・エイジングケア力・コスパが軒並み2点台前半。スティック形態の使いやすさと即時のなめらか感は本物ですが、それはリピジュアやトレハロースより、パラフィン・シリコーン群が主に担っています。

余談ですが、米国EWGの研究によると、経皮吸収リスクが0.7を超える成分を含む製品では、成分濃度が低い場合でも長期反復暴露の累積リスクが考慮されるべきとされています。BHTの経皮吸収リスク0.80という数値は、その観点で気に留めておく価値があります。

口コミとの照合:口コミデータが未蓄積のため直接比較はできませんが、メーカーが訴求する「ひと塗りでなめらかに整う」という使用感体験は、シリコーン多層処方という解析結果と一致しています。

使用シーン別推奨度:

  • 日中の乾燥対策(一時的な保湿)向け:携帯性・即時感触という点では目的に合致。ただし長時間の保湿持続は期待値を抑えて。
  • エイジングケア目的:配合成分レベル1.9点。機能成分の厚みが乏しく、このカテゴリの用途には向かない。
  • 毛穴・ニキビが気になる肌:パラフィンのコメドジェニック度5は明確な懸念。継続使用は推奨しにくい。
  • 敏感肌・アレルギー体質:ラベンダー油(GHS感作性1B・EUアレルゲン)が配合されており、慎重な判断が必要。
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