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バランス感は良いです。
配合成分の方向性というか、やりたいことは見えやすく作られています。
髪のハリ・コシ・潤滑性・頭皮のケアまでトータルにカバーしようという構成が特徴。
システイニルプロアントシアニジンオリゴマーは抗酸化作用です。ADSというデリバリーシステムで抗酸化作用を発揮すべきところまで運んで発動させますが、
トリートメントでは、無意味でしょう。
ヒアルロン酸も、グリセリンとの相乗効果がなければほとんど保湿効果を残せません。
さらに、カチオン界面活性剤とぶつかって双方の効力を打ち消してしまう特徴があるため、
この処方はある意味ミスではないかと思います。
ミス、というか感触をしっとりに演出したかった?
全体的には、色々と入っているわりに、本当に効果を目に見えて残せるものはメドウフォームあたりのコクのあるシットリ感程度で、
皮膜性がないので持ちが悪く、カチオンもヒアルロン酸の影響で打ち消され、
濯いだあとに残るのはわずかな重い油分とケラチンだけ、ということになるトリートメントです。
そんな「使えない」一品に4500円払ってお使いになるのはお花畑と言われても仕方ないでしょう。
頭皮環境改善系のエキス類も、この製品を髪に塗ったところで何か嬉しいことがあるとは思えません。
残念ながら、「極匠」という名前に内容が追いついていないと見ます。
スキャルプケア成分の質は良いのですが、頭皮にぬれるような低刺激品ではないので評価に値しません。