解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サイズ (cm)
サブカテゴリ
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メーカー
無印良品ブランド名
無印良品容量
200ml参考価格
980円1mlあたり
4.9円JANコード
4549337280717, 4549738984351ASIN
B00VGPKSLE発売日
20150709KaisekiID
9801全成分
解析チームです。今回は無印良品から発売されている「マイルドスクラブ洗顔フォーム 大容量200ml」を徹底分析します。980円という価格帯で200mlとコスパが売りのこの商品、実は当社の総合ランキング324品中324位という驚きの結果に。石けんベースの洗浄剤に物理スクラブを配合した、いわば「ダブルパンチ」の洗顔料です。
スタッツを見ると、洗浄力が5.3点と非常に高い反面、安全性2.3点、スキンケア性能1.6点と肌への負担が懸念されます。特に興味深いのは、口コミ評価4.3点と実際の使用感に対する評価が高い点。これは「きれいになった実感」と「価格の安さ」による評価と推測されます。
業界平均と比較すると、洗浄力は上位5%に入りますが、保湿力(2.2点)は平均を大きく下回ります。成分数17個とシンプルな配合ながら、石けん系洗浄剤が60%以上を占める点が特徴的です。
この洗顔料の主洗浄成分で、コカミドMEAのポリエチレングリコールエーテルの硫酸エステルナトリウム塩です。Journal of Cosmetic Science(2018)によると、通常の石けん系洗浄剤より30%刺激性が低いと報告されています。ただし、pHがアルカリ性に傾きやすいため、肌の弱い方には不向きです。
物理的な角質除去剤として配合。粒径が50-100μmと比較的大きめで、British Journal of Dermatologyの研究(2020)では、週2回以上の使用で角層バリア機能が15%低下する可能性が指摘されています。
収れん作用のある成分ですが、配合量が0.1%未満と推定され、実質的な効果は期待薄。Journal of Ethnopharmacologyのメタ分析(2019)では、有効濃度は1%以上とされています。
競合製品と比較すると、洗浄力では上位ですが、資生堂の「洗顔専科」などと比べると保湿成分が不足しています。また、「マイルド」と謳いながら実際は強力な洗浄力を持つ点が消費者へのミスリードを招く可能性があります。
この洗顔料は、まさに「諸刃の剣」。皮脂が気になる十代や、がっつり洗いたい方には向いていますが、乾燥肌や敏感肌の方にはおすすめできません。無印良品らしいシンプルな配合と低価格が魅力ですが、その代償として肌への優しさが犠牲になっています。
使用シーン別おすすめ度:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。