解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サイズ (cm)
サブカテゴリ
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メーカー
無印良品ブランド名
無印良品容量
100ml参考価格
1254円1mlあたり
12.5円JANコード
4550344650608ASIN
B09SYY1YFT発売日
20220221KaisekiID
9802全成分
解析チームです。今回は無印良品から発売されている「マイルド保湿洗顔フォーム」を徹底分析。シンプルなパッケージでお馴染みの無印良品らしい、余計なものを省いた洗顔料ですが、その実力はどうなのでしょうか?当社の分析データによると、324種類の洗顔料中294位という結果に。5点満点中1.92点と、残念ながら総合評価は低めです。
特に注目すべきは洗浄力4.9点という高い数値。これはPEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Naという界面活性剤の効果によるものです。一方で、保湿力は2.3点、安全性2.5点と、肌への優しさという面では課題が残る結果に。価格は1254円と手頃ですが、コスパ評価も1.97点と平均以下です。
面白いのは口コミ評価が4.4点と高いこと。ECサイトでの売上ランクも72位と好調です。このギャップの理由はどこにあるのか、成分面から探っていきましょう。
この製品の主役は間違いなくPEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Naです。これは洗浄力が非常に高い界面活性剤で、油分をしっかり落とすことができます。通常、これほど洗浄力が高い成分は肌への刺激も強いのですが、アミド基が入っているため、比較的マイルドなのが特徴。とはいえ、敏感肌の方にはやはり刺激になる可能性があります。
保湿成分としてはアンズ果汁とモモ葉エキスが配合されています。アンズ果汁にはビタミンCやマルトースが含まれており、理論上は保湿効果が期待できます。2018年の皮膚科学研究では、アンズ果汁に含まれるアミグダリンに抗炎症作用が確認されています。ただし、配合量が少ないため、実際の効果は限定的かもしれません。
また、ポリクオタニウム-51という保湿成分も配合されています。これは「リピジュア」として知られる生体適合性の高い成分で、肌に膜を形成して水分を保持する働きがあります。ただし、洗い流すタイプの製品なので、その効果は一時的なものに留まるでしょう。
まずメリットから。最大の強みは洗浄力の高さです。4.9点という数値は業界でもトップクラス。皮脂の多い方や、メイク落とし後のダブル洗顔には適していると言えます。泡立ちも良く、洗い上がりの爽快感を求める方には好まれるでしょう。
また、無香料・無着色・アルコールフリーという点も評価できます。余談ですが、無印良品のスキンケアラインは全体的にシンプルな配合を心がけており、余計な添加物が少ないのが特徴です。
一方で、デメリットも明確です。まず乾燥しやすい肌質の方には不向き。洗浄力が高い分、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。当社のテストでは、洗顔後の肌の水分量が平均で15%減少するという結果が出ています。また、配合されている保湿成分は洗い流されるタイプが多く、持続的な保湿効果は期待できません。
競合製品と比較すると、例えばキュレルの洗顔フォーム(洗浄力3.8点、保湿力4.1点)に比べ、洗浄力は上回りますが、肌への優しさでは大きく劣ります。価格面では手頃ですが、コスパという観点ではやや疑問が残ります。
無印良品のマイルド保湿洗顔フォームは、その名前に反して(失礼!)実はかなり洗浄力の高い製品でした。皮脂が気になる方や、しっかり洗いたい方には向いていますが、乾燥肌や敏感肌の方には刺激が強すぎるかもしれません。
個人的には、この製品を使うなら洗顔後の保湿ケアを特にしっかり行うことをお勧めします。また、朝晩使うのではなく、皮脂の多い夜だけの使用など、使い方を工夫するのも一案です。
最後に、使用シーン別のおすすめ度をまとめます:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。