解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
オルビス(ORBIS)ブランド名
CLEARFUL(クリアフル)容量
180ml参考価格
1650円1mlあたり
9.2円JANコード
4908064081330ASIN
B09VX9DWXX発売日
20220317KaisekiID
10763全成分
解析チームです。今回は、無油分・無香料・無着色という“肌ファースト主義”を貫くオルビスから、話題の医薬部外品ローション「CLEARFUL(クリアフル)さっぱりタイプ」にスポットを当てていきます。ニキビケアを中心に展開される「クリアフルシリーズ」は、実は2000年代から続くロングセラー“クリアシリーズ”の進化形。満を持して2022年に登場したこのローション、果たして“肌荒れも毛穴もWで攻める”という宣言に偽りなし?その実力、徹底的に掘り下げます。
本製品の総合ランクは672製品中244位、総合評価は5点満点中2.61点と、データ上は中堅クラス。しかし、ユーザー評価は4.4点とかなり高めで、直近半年の販売数も642本と好調。これは「コスパ良・刺激少なめ・ニキビ向け」における絶妙なポジション取りが功を奏している可能性が高いです。素材レベル3.1点・安全性3.7点・保湿力3.1点と、バランス型で尖りすぎない処方構成が特徴。
特筆すべきは「ナノVCショットカプセル」の採用。これはビタミンC誘導体を中心とした整肌成分をナノ化して浸透効率を高めたもので、エイジングケアとニキビ予防を“同時進行”で狙える構造です。業界の平均保湿力(約2.8点)や安全性(約3.0点)をやや上回る設計となっており、価格1,650円/180mLは“品質を理解した層”にしっかり刺さるラインです。
このローションの最大の利点は、「ニキビ肌に優しいバランス型処方」にあります。グリチルリチン酸ジカリウムによる抗炎症作用を主軸に、油溶性ビタミンCがじわじわと肌環境を整え、植物エキス群が補助的に働く設計。エタノールフリー・界面活性剤不使用で、敏感肌にも配慮されています。
また、ユズセラミドやスフィンゴ糖脂質、アロエエキスなどの補湿成分が構造的に角層のバリア強化に寄与しており、バリア機能低下による“くり返しニキビ”への対応力が高いと推察されます。
一方で、明確な“エイジングケア”や“美白”効果を実感したい方にとっては、作用がマイルドすぎる印象があるかもしれません。実際、ホワイトニング(2.9点)、エイジングケア(3.0点)とスコアは控えめ。また、肌の乾燥が顕著なタイプには“しっとり”バージョンの選択肢も検討すべきでしょう。
CLEARFULローション(さっぱりタイプ)は、「ニキビ肌にやさしい+続けやすいコスト感+植物由来成分での補助的ケア」という三拍子が揃った製品です。データ上は突出していないものの、ユーザー満足度と販売実績が物語る“使い心地”の良さは無視できません。
特に注目すべきは、油溶性ビタミンC誘導体の採用と、界面活性剤不使用というダブルパンチ処方。肌を刺激せずにケアしたい方にとって、このプロダクトはちょうど良い“隠れた良品”として日常に取り入れられる存在でしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。