解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社セフティブランド名
セフティ容量
100ml参考価格
2180円1mlあたり
21.8円JANコード
4580114918577KaisekiID
7912全成分
1つ言っておきたいのは、「97%自然由来成分のナチュラルオイル」という説明は誤解を招きそうだなぁ、ということ。
決して嘘ではないのでしょうが、3%も自然由来じゃない成分が配合されているなら、もうそれはオーガニックでナチュラルとは言えないのでは?
前置きはこのくらいにして、さっそく内容を見ていきましょう。
宣伝文句のとおり、全成分を支配しているのは植物由来オイル。 一個一個紹介するのは割愛しますが、様々なオイルがミックスされています。 珍しいところではムルムルバターやバオバブオイル、メドウフォーム油など、潤滑性を向上させるタイプが多く配合されていますね。 香りのためか、精油成分も多種配合されており、シトラス・フレッシュな香りが広がるでしょう。
問題となるのは、それ以外の部分です。
実は、このオイルには4級カチオン界面活性剤が配合されています。平たく言えばリンスのベース、洗濯で言えば柔軟剤が入っているということです。つまり、洗い流さない製品に柔軟剤が混じってるということで、リスクになるというわけです。
4級カチオン界面活性剤は、あらゆる洗浄剤を上回る肌荒れ効果があり、また脱毛剤の主剤としても働くことから禿げるリスクも考えなければなりません。そういう成分が入っているんですね。理由としては、手軽にサラサラ感を演出できるから。
もちろん、配合量が少なければそれだけリスクは低減されていきますが、この全成分を見る限り必ずしも配合量が十分に低いとは言い切れません。0.1%の濃度でも脱毛剤として機能してしまうくらいですからね・・。
それだけではなく、レモン果皮油のように光毒性を持つ成分も肌には有害です。天然成分だから安心、というのは嘘で、これは無駄にリスクを上げてしまってる典型例。
と、このような理由でシンプルにオススメしません。天然のオイルによってサラサラになっていると思わせて、実は柔軟剤が入っているだけというオチ。もちろん、オイルの効果が無かったものになるわけではないにせよ、オーガニックとか天然由来97%という言葉で誘っておいて、これはないだろう。 オーガニックならオーガニックを貫いて、堂々と処方を組めばよい。小手先のごまかしで満足度を操作しようという姑息な商品にしか見えない。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。