Ingredient Analysis

パチョリ油

植物由来成分 23件の商品に配合 ID: 16426
植物由来成分 植物・天然素材から抽出された自然由来成分
-15

安全性
+20

素材の品質
-10

使用感
基本情報
成分名パチョリ油
慣用名・別名パチュリ油
INCI名Pogostemon Cablin Oil
化学式パチョリアルコール(主成分・C15H26O)を中心とするセスキテルペン類混合物
分子量220.35 Da
由来植物性
推奨配合濃度0.1〜2%
EWGスコア4/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 規制なし
カテゴリ 植物由来成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 -15
肌・頭皮への安全性
補修力 +15
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +0
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +30
環境負荷・生分解性の評価

概要

シソ科植物パチョリ(Pogostemon cablin)の葉から水蒸気蒸留で得られる天然精油。主成分はパチョリアルコール(17〜33%)、α-ブルネセン、α-グアイエンなどのセスキテルペン類。独特のウッディ・アーシー・バルサミック香調を持ち、オリエンタル・シプレ・フゼア調香料の基調香として重用される。抗菌・抗炎症特性があるが、感作性アレルゲンとしての注意も必要。

パチョリ油の解析

パチョリ油は、フィリピン原産のシソ科植物パチョリ(学名:Pogostemon cablin)の葉部を水蒸気蒸留することで得られる天然精油。古くは18世紀頃からインドのカシミール地方で衣類の防虫・匂い付けに使われ、19世紀にはヨーロッパで「東洋の神秘」として広まった歴史を持つ。現在はインドネシア・中国・ブラジルなどが主産地となっている。

主要成分はパチョリアルコール(パチュリアルコール)で全体の17〜33%を占め、このセスキテルペンアルコールが独特のスイートハーバル・アーシー・バルサミックなウッディ香調を形成する核となる。その他、α-ブルネセン・α-グアイエン・β-バチュレンなど複数のセスキテルペン類が複雑な香気プロファイルを構成する。分子量が大きく揮発性が低いため、香りの持続性(保留性)が非常に高く、他の揮発性成分を「留める」フィクサティブ効果も発揮する。これにより、オリエンタル・シプレ・フゼア系調合香料のベースノートとして調香師から不可欠な存在と評価されている。

機能面では、動物実験や試験管内試験レベルで抗菌・抗真菌・抗炎症作用が報告されており、皮膚の炎症抑制や創傷治癒補助への寄与が示唆されている。また、古来より防虫成分としての実績があり、天然の害虫忌避効果も知られる。一方、アレルギー感作性については、EUの化粧品規制においてフレグランスアレルゲンとしての報告があり、高濃度使用や敏感肌への適用には注意を要する。精油の原液は皮膚刺激性・経口毒性のリスクがあるため、化粧品への配合は適切な希釈濃度(通常0.01〜0.5%程度)での使用が前提となる。生分解性は比較的良好な天然由来成分であるが、農産物であることから農薬使用・輸送コストなど環境負荷も無視できない。

相性の良い成分

ティーツリー油 ラベンダー油 ゼラニウム油

相性の悪い成分・混合注意

強いアルカリ性成分

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