解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
SHIGETA PARISブランド名
SHIGETA容量
200ml参考価格
3240円1mlあたり
16.2円KaisekiID
7113全成分
基本的に植物成分で作られたボディミルクです。そのこだわりだけは見て取れますが、ボディミルクとして有能かといわれると首を横に振るでしょう。
ボディミルク、つまり水と油を界面活性剤で均一に混ぜ合わせた製品ですが、その界面活性剤がステアリン酸グリセリル(SE)。自己乳化型の乳化剤といって、自己乳化の部分に石鹸が使われているタイプです。古く、安物で、美容を第一に考えたら選択されないであろう代物です。
石鹸を塗ったままにしたら肌が潤うかどうか、考えればわかりますね。石鹸は洗浄剤(しかもアルカリ性)ですから、乾燥する方向にしかいきません。
このボディミルクの悪いところは、石鹸のみならず肌刺激性もあるところ。
ヒノキ油、オレンジ果皮油などのある種の防腐剤として配合されている成分。ヒノキ油はヒノキチオールを有効成分として殺菌作用を付与しますが、この殺菌性がかなり強いために肌に刺激になり、肌善玉菌を減少させ肌荒れを起こす懸念があります。オレンジ果皮油は光毒性による肌刺激性が問題であり、植物由来成分の中でもリスクのある成分の代表的なものです。ハッカ油の清涼感がこれらの成分と組み合わさることで刺激性を増してしまう懸念もあり、ボディミルクとしては安心して使えないのでは?という思いがあります。
ボディミルクのように塗りっぱなしにする製品の場合は、何由来かをこだわるより安全性をまず重要視すべきでしょう。植物成分で毒をもつものは実にたくさんあり、化粧品でも使いようによっては毒にもなり得るのです。適材適所で目的を果たすためにもっとも適格な成分を組み合わせて使うのが賢いのであり、先入観で植物由来にばかり偏るのは選択を間違えてしまうリスクを高めてしまうでしょう。
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