解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
SHIGETA PARISブランド名
SHIGETA容量
250ml参考価格
3456円1mlあたり
13.8円KaisekiID
7104全成分
全成分表を見たときに何かに似ているなあと思ったら、ケアセラボディソープによく似た処方でした。
CareCera(ケアセラ)泡の高保湿ボディウォッシュの解析結果
ケアセラボディソープ自体は、その名の通り低刺激性のボディソープとなりますが、こちらのシャンプーはもちろん髪用です。頭髪用に使うとどのようなメリットやデメリットがあるでしょうか。
ちなみに言うと、ケアセラボディソープは泡で出てくる容器ですのでプッシュすると泡の状態で出てきます。この工夫によって非イオン界面活性剤ベースで泡立ちが悪い条件でも快適に使えるようになっています。果たして、SHIGETAシャンプーはどうでしょうか。
容器を見る限りでは一般的なシャンプーと同様に液状で出てくるものと思われます。その場合、すべからく泡を立てることに問題が生じるのではないか。非イオン界面活性剤とアミノ酸系洗浄剤の取り合わせはお世辞にも泡立ちが良いとは言えません。むしろ、お化粧のクレンジング剤のごとく泡がほとんど立たないのではないかという懸念が出てきても不思議ではありません。
このような場合、補助洗浄剤などを用いて泡立ちを良くする処方がなされますが、SHIGETAブランドはそういった工夫を取り込むことに前向きではないようです。
多少泡がたつとしても、少しの汚れや整髪剤などの影響で負けてしまう可能性が高いです。そのくらい、泡立ちと洗浄力の物足りなさはベビーソープレベルと解釈した方が良いでしょう。
シャンプーとしてうまく機能するか甚だ疑わしい製品ですが、メリットを挙げるとすれば間違いなく低刺激であることです。
非イオン界面活性剤というぐらいですから、イオン化しない=肌刺激がないという最も特徴的な性質を持ちます。イオン化しないと言ってもある程度の脱脂力はあるので、例えばお化粧のメイク落としなどに非イオン界面活性剤は使われます。頭髪用のシャンプーであまり使われないのは、論を待たず泡立たないから。泡立ちがないと、髪が絡み放題となり、汚れを落とす効率も落ちてしまいます。
そのため、頭髪用の洗浄剤としてはある程度粘度が高く、泡がしっかり立つ方が都合が良いのです。このシャンプーはまさにその点で大きな弱点があり、単に低刺激であるとか、天然由来素材を使っているというこだわり以前に、シャンプーとしてしっかり機能するかどうかという点で疑義が持たれます。もちろんしっかり泡立てはある程度使い物になりますが。
SHIGETAシャンプーに限らず、SHIGETAブランドの特徴として天然由来成分を重用することが最も重視されているように感じられます。この部分に共感する方にとっては少々の使い回しの悪さは耐えられるでしょう。逆に、シンプルに良い製品をお探しの方にとっては、なんじゃこりゃ、となる可能性を秘めていると言えます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。