無論のこと、大人が使うには物足りなさを感じさせますが、ベビーに使うには過不足ない良い設計であるという印象です。
ヤシ油アルキルグルコシド(非イオン界面活性剤)ベースで、イオン化しない界面活性剤=肌刺激なしという安全性重視の洗浄剤で、非イオン界面活性剤の中でもさらに安全性の高いタイプです。
赤ちゃんの肌はそもそも洗いすぎるとほとんど良いことがなく、肌バリア自体が未熟なためベビーソープも洗浄力は最低限で抑えるべき、という論理からこの洗浄剤は説得力あります。
その他にココイルグルタミン酸2Naのようなアミノ酸系洗浄剤も含まれますが、配合量が微量のためしっとりした感触や泡立ちを付与する程度の存在感ですね。
ヒマワリ種子油、シアバターノキエキス、バオバブオイル、シロバナワタ種子エキスのような油分補給によって肌や髪にバリアをプラスする、という効果を望めます。油分はすすぎ後にも残りますし、しかも有害な副作用を残さない点でメリットです。
全体的に保湿効果が高く、洗浄剤でありながら潤い、肌バリアを残すベビーソープですね。
安全性を極めるために防腐剤の部分もマイルド志向なのが伺えます。アニス酸Naという抗菌成分を採用したりしていますが、防腐効果が通常より低いと腐りやすいので、あまり長く開封後に放置しないほうが良いと思います。
いくら安全でも、腐ってしまったらどんなシャンプーより酷いものになってしまいますからね。よほど年単位でお風呂においたまま、のようにしなければ異臭がするほどひどくならないと思いますが、開けたら普通に使って使い切る、という感じで問題ないと思います。
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