解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
SHIGETA PARISブランド名
SHIGETA容量
150ml参考価格
3456円1mlあたり
23円KaisekiID
7117全成分
クレンジング剤としては肌への刺激性が非常に低く、マイルドと言える部類の製品です。
特徴的なのは、単にメイクを落とすということよりも美容効果を与えるという側面も重視していることです。そして安全性の高さも特徴的ですね。
クレンジング能力は低いということはありませんが少し時間をかけてなじませる必要があるタイプです。拭き取り式のように瞬時にメイクをオフするというわけにはいかないでしょう。それでもしっかりなじませれば必要な部分だけメイクを除去する程度の能力は持ち合わせています。
メイクを落とすこと以外には、チアシードオイル、パルミトイル加水分解コムギタンパクKなどのエイジングケア機能、スキンケア機能と言える成分の配合が肌にメリットを残します。
肌バリア構造の重要な要素となるラメラ液晶形成に寄与するパルミトイル加水分解コムギKは、界面活性剤でありながら肌の保湿機能調整する役割を担います。
チアシードオイルは抗酸化作用が優れますね。そして忘れていけないのがイヌリン。果糖の重合体フルクタンの一種で、水溶性食物繊維と言われる成分です。極めて大量の水分を抱えることができる特徴から、肌に対しては優れた保湿作用を付与します。クレンジング後の肌の乾燥を非常に効率的にカバーすることが可能でしょう。
最後の特徴としては、防腐剤にあたる成分がラウリン酸ポリグリセリル-10などのマイルド系であること。この部分に関しては、少し安全性のほうを重視しすぎているような気もします。というのも、製品を腐らせないようにするというのは重要で、腐ってしまったクレンジング剤を使いたいという人はいないと思います。もちろん、それ自体肌にいいということはありえません。そういう意味では、防腐機能的に一般的な製品よりも少し劣ると見るべきで、急ぐ必要はないものの早めに使い切る必要がありそうです。使わないまま開封して放置したりしていると、中で雑菌が増えやすいタイプと考えた方がいいかもしれません。そういう意味で、パラベンなどの防腐剤は非常に多くの種類の菌を少ない量で繁殖を防ぐことができる優れた成分と言えるのです。決まった配合量を守っていれば肌の危険性も(一応アレルギーを除いては)ないため、あまり防腐効果の部分で出力不足にならない方が安心して使えると考えます。
一つ苦言は呈したものの、全体的なクレンジング剤としての評価は割と良いです。
それほど強力なクレンジングを必要とせず、かつ安全性を重視し環境にも優しいタイプの製品を探されているのであれば選択肢の一つとしてありでしょう。コストパフォーマンスは良いとは言い切れませんが、内容的にマイルドさを追求している点である程度価値がある製品に仕上がっていると言えます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。