解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
BbyE(ビーバイイー)ブランド名
Medel(メデル)容量
400ml参考価格
1320円1mlあたり
3.3円JANコード
4560278225551KaisekiID
7497全成分
天然に振りすぎて墓穴を掘る。
アミノ酸系で植物由来100%!とかテーマを立てると誰の目にもマイルドそうに見えるのは確かです。
ただ実際には、天然に振りすぎるとよくない部分が顕在化されやすいのです。
このシャンプーでは特に、レモン果皮油、グレープフルーツ果皮油、ヒノキ油という皮膚刺激トリオが幅を利かせていますね。
光毒性の果皮油系は防腐剤としてもよく登場しますが、紫外線を蓄積して一気に放出、肌に多大な刺激やシミの原因を作り出す要因になります。
レモン果皮油はグレープフルーツ果皮油の5倍のリスクがあります。いかに無視できない要因かがおわかりになるでしょうか。
さらにヒノキ油はヒノキチオールという殺菌成分を含み、この強い殺菌性が肌の常在菌バランスを乱し、刺激性を付与することとなります。
天然なら安全、というのは幻想です。
合成成分のほうが安全というパターンは枚挙にいとまがありませんし、果皮油系はその代表的な例ですね。
このシャンプー、アミノ酸系の洗浄剤ベースこそ質はまずまず良いものの、泡立ちの面では改善点がまだ見えますし、使用感が極上というレベルではありません。
よくある安価なアミノ酸系のそれ、という感じですね。決して悪くはないのですが、ちょっと汚れが多いと泡立ちに苦労するようなタイプです。
値段のわりにはクオリティは悪くないです。これだけ天然志向でありながら安価に手に入るのはちょっと前では考えられませんでしたからね。
今はより良い選択肢もありますし、このシャンプーでも十分満足という方ももちろん多いでしょう。
ただ、やはりリスクを負ってまで天然に寄りすぎる必要はないかと思いますね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。