解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
京福堂ブランド名
Answered容量
100ml参考価格
9086円1mlあたり
90.9円JANコード
4580626073016ASIN
B0B2NV6M1Y発売日
20220217KaisekiID
10766全成分
解析チームです。今回は、京福堂が展開する育毛系スカルプトニック「アンサード EX7」を徹底解析していきます。京福堂といえば、和漢素材や古来の知見に基づいた処方開発で知られる、いわば“東洋漢方の叡智を現代科学に落とし込む”老舗企業。今回の「EX7」も、センブリやチンピなど、どこか懐かしい響きの植物エキスが名を連ねています。一方で、炭酸(二酸化炭素)やピロクトンオラミンといった現代的な機能成分も配合しており、「伝統と機能性の両立」が本品のテーマといったところでしょうか。とはいえ、スカルプケア製品は数あれど、“続ける価値”を判断するには、冷静な視点が不可欠。果たしてこの価格帯において、EX7はどこまでの満足感を提供できるのか?
「アンサード EX7」は、全161製品中48位という中上位のポジションを確保。総合点は3.54点と標準以上ではあるものの、突出した評価とはいえないのが正直なところです。
注目すべきはスカルプケア力(4.1点)とエイジングケア力(3.8点)の高さで、頭皮環境の維持を重視するユーザーには好印象。一方、髪補修力(2.3点)や使用感(2.4点)の評価が伸び悩んでおり、「髪そのものに即効性を求める層」にはやや物足りなさが残る内容となっています。
成分は全45種類とやや多めで、植物エキス中心の構成に好感が持てます。ただし、コスパは2.86点と低め。100mlで9,086円という価格は、継続使用のハードルとなるかもしれません。なお、売上ランキングは163位、直近180日で160本と“安定したロングテール型”の動きを見せています。
本製品最大の魅力は、伝統的な和漢植物エキスと近代的な薬用成分の融合というコンセプトです。炭酸・ピロクトンオラミンといった“機能系”をベースにしつつも、チンピやセンブリなどの自然由来成分が補助的に支え、頭皮環境を内外からケアするよう設計されています。
特にスカルプケア力4.1点という評価は、業界平均を0.7ポイント以上上回る優秀なスコア。
一方で即効性の高い成分(ペプチドやミノキシジル誘導体など)は含まれておらず、使用感や髪補修といった“見た目に直結する要素”の評価は低調。実際、使用感2.4点、補修力2.3点というスコアがそれを物語っています。
また、100mlで9,000円超という価格は、短期間で明確な変化を求めるユーザーには不向き。じっくり時間をかけて「地肌を整える」スタンスに共感できるかが、導入のカギになります。
「アンサード EX7」は、和漢植物と医薬的成分を融合したスカルプトニックの“クラシック・モダン”な一品。突出した即効性こそないものの、長期的な頭皮環境改善を目的とした設計には信頼性があります。
炭酸・ピロクトンオラミンといった臨床評価の高い成分がバランスよく配合されており、日々の地肌メンテナンスにはぴったり。ただし、「髪にハリが出た!」「ボリュームアップ実感!」といった“劇的変化”を短期で期待すると肩透かし感は否めません。
じわじわ効いてくる系が好きな方、または敏感肌でも安心して育毛ケアを続けたい方にはおすすめできる処方。即効系に飽きた中上級者には刺さるかも…?
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