Ingredient Analysis

シナノキエキス

植物由来成分 50件の商品に配合 ID: 501
植物由来成分 植物・天然素材から抽出された自然由来成分
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安全性
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素材の品質
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使用感
基本情報
成分名シナノキエキス
医薬部外品名シナノキエキス
慣用名・別名リンデンエキス, フユボダイジュエキス, セイヨウシナノキ花エキス
INCI名Tilia Europaea Flower Extract
由来植物性
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3〜6
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 植物由来成分
シナノキエキスの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +0
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +0
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

アオイ科シナノキ属(Tilia cordata・T. platyphyllos・T. europaea)の花・葉から水・エタノール・グリセリン等で抽出した植物エキス。主要活性成分はタンニン・フラボノイド(ケルセチン・ルチン等)・粘液質・精油。ヒスタミン遊離抑制およびヒアルロニダーゼ活性阻害を介した抗アレルギー・抗炎症作用が機序として特徴的。収斂・抗酸化・血行促進・エモリエント・保湿・エラスチン保護作用も複合的に発揮。育毛・スカルプ製品への配合実績も多い汎用性の高い多機能エキス。

シナノキエキスの解析

シナノキエキスは、アオイ科シナノキ属(主にフユボダイジュ Tilia cordata)の花・葉から水やエタノール、グリセリン等で抽出した植物エキス。医薬部外品名「シナノキエキス」、INCI名では Tilia Europaea Flower Extract などで表示される。欧州では古来「リンデン」として親しまれ、ハーブティーが発熱・咳・不眠・精神的緊張の緩和に利用されてきた長い民間療法の歴史を持つ。

化粧品・ヘアケアで注目される作用機序の中心は、タンニン由来の収斂作用フラボノイド(ケルセチン・ルチン等)による抗炎症・抗酸化作用の複合効果にある。とりわけ科学的裏付けが整っているのが、ヒスタミン遊離抑制およびヒアルロニダーゼ活性阻害を介した抗アレルギー作用。ヒアルロニダーゼはアレルギー反応時に組織を傷害する酵素であり、これを阻害することで敏感肌・アトピー傾向肌の炎症連鎖を断ち切る点が他の植物エキスとの差別化要因となっている。

収斂作用は毛穴を引き締め、皮脂・汗の過剰分泌を抑制する効果をもたらす。これはタンニンがタンパク質と結合して皮膚表面を引き締める古典的な機序で、収斂性アストリンゼントとしての使用感の良さにも直結する。一方、粘液質成分がエモリエント作用(肌表面への膜形成)を付与し、保湿・肌の柔軟性維持に貢献。一見相反する「引き締め」と「保湿」を同時に提供できる点が本エキスの特徴的な個性といえる。

血行促進作用は頭皮への栄養供給改善につながるため、育毛ローション・スカルプシャンプーへの採用が多い。チャップアップ等の育毛製品に広く使われている背景にはこの機序がある。また、エラスチン保護作用の報告もあり、皮膚弾力低下を抑制するエイジングケア目的での配合も増えている。抗酸化作用(ケルセチン・ルチンのラジカル消去)は酸化ストレスによる老化を緩やかに抑制し、ビタミンC・E・ナイアシンアミドとの相乗効果が期待される。

安全性は高く、EWGスコアも低リスク域。皮膚刺激性・感作性の報告はほとんどなく、乾燥肌・敏感肌・脂性肌・混合肌を問わず幅広い処方に対応できる汎用性を持つ。ただし各効果の強度は単体では中程度であり、劇的な即効変化をもたらす成分ではない。処方全体の底上げ役・複合成分との相乗効果を担う配合素材として位置づけるのが実態に即した評価となる。

相性の良い成分

ケルセチン ルチン グリセリン ヒアルロン酸Na パンテノール

相性の悪い成分・混合注意

高濃度アルコール 強酸性pH調整剤

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